ICCプリンタプロファイルサービスを利用する手順を示します。

準備と依頼

2.3.1 カラーチャートの入手

カラーチャート2枚をダウンロードして下さい。(ファイル名:2P_TC1924-RGB_Eye-One_iO_1_2b.tif 2P_TC1924-RGB_Eye-One_iO_2_2b.tif 各ファイル容量:約2.4Mbyte)

2.3.2 カラーチャートの印刷

カラーチャートの印刷は、Adobe PhotoShop で印刷して下さい。
以下に実際の印刷実例を示します。
カラーチャートは、2枚一組を2部印刷して下さい(合計4枚印刷することになります)。
以下では1枚を印刷する実例を示します。(ファイル名は違っています)

(0)印刷の前に

プリンター側にヘッドクリーニングや、プリンターキャリブレーションのある機器は、必ずそれらを実施して、プリンターが安定した状態で使用できる事を確認して下さい。
これは、とても重要な事です。

(1)カラーチャートの読み込み


-図2.3.2.A-

カラーチャートには、プロファイルが添付されていませんので、作業用プロファイルと違っている場合に、本警告が出る時があります。
ここでは、「そのままにする(カラーマネージメントなし)」を指定してください。(「作業用RGBの指定」を行ってはいけません)
また、カラーチャート読み込み後、画像データにプロファイルが添付されていない事を、[編集]-[プロファイルの指定]コマンドで、「そのままにする(カラーマネージメントなし)」を確認してください。


-図2.3.2.B-

カラーチャート読み込み時に、何らかのプロファイルが添付されてしまった場合には、PhotoShopのマニュアルを参照して、プロファイルを適用しないようにして下さい。
(ここの箇所は、PhotoShopを扱う上で基本的かつ最重要事項です。)

(2)PhotoShop側印刷ダイアログ


-図2.3.2.C-

事前にプリンタ側の用紙設定をA4 横に設定しておいてください。

必ず、上記内容になっている事を確認してください。

設定項目
設定内容
備考
位置 画像を中央配置 印刷内容が途切れる事なく印刷できる事
比率(S) 100%
高さ(H) 自動的に出てくる値
幅(W) 自動的に出てくる値
メディアサイズに合わせて拡大・縮小(F) 指定しない
ドキュメント(D) 指定する 「(プロファイル:タグのないRGB)」を確認の事
カラー処理(N) プリンタによるカラー管理
-図2.3.2.D-

[説明]
用紙の大きさを変えてはいけません。
カラーチャートを自動測色機で読み込ませる為、大きさが変わると、読む事ができなくなります。

カラー処理で、「プリンタによるカラー管理」は、PhotoShop側でデータをいじらず、プリンタ(ドライバ-)にデータを送る事を意味しています。
なお、マッチング方法は、最終的にプリンタ側で無視(無補正で印刷される)されますので、内容はどの値であっても結構です。

-OSによって無補正印刷は異なります(2011.3.2)-
Mac OS X10.6以降のEPSONプリンタでは以下の設定でお願いします
・Photoshop CS5で
    タグなしチャートを「カラーマネジメントなし」で開く。
・プリントダイアログ
    「カラー処理:プリンタによるカラー管理」
・プリント設定ダイアログ
    「カラーマッチング:EPSON Color Control」
    「印刷設定:カラー調整:オフ(色補正なし)」

(3)プリンタ側印刷ダイアログ

プリンタ側ドライバの設定では、EPSON PX-5600のドライバでの設定例で説明します。

どのプリンタドライバでも、共通事項は、
 ★「プリンタのカラー調整は、色補正なし」を設定する。
 ★プロファイルを適用して印刷する時のパラメータを想定して設定する。
一旦設定した設定値は、プロファイルを適用して印刷する時に、変更せずに使う事です。

設定項目
設定内容
備考
用紙種類(M) 任意
カラー(C) カラー
印刷品質(Q) 任意 なるべく高品質モードの適用を推薦します
色補正 オフ(色補正なし)
-図2.3.2.E-

ここで指定した値は、以下の3種類の印刷時に、全て同一にしなければなりません。
A.カラーチャートの印刷
B.検証画像(適用後)の印刷
C.プロファイル適用の印刷

プロファイルを適用する時には、以下を常に一定にして印刷することになります。
プリンタ機器  用紙種類  プリンタ側ドライバ設定内容
これらの一つでも変わると、適切に印刷できません。

(4)印刷物の確認をお願いします

印刷されたカラーチャートを目視し、カラーチャートに、色ムラや、キズがない事を確認して下さい。
それらがあるカラーチャートを当方に送られてきた場合、プロファイルの作成は、行わない場合があります。

(5)カラーチャートの印刷に不安な方へ

カラーチャートの印刷が間違うと、正しくプロファイルの作成ができません。
本内容の理解に不安な方は、カラーチャートを当方に送付する前に、図2.3.2.Cと 図2.3.2.Eに相当するダイアログの内容のハードコピーを採取して、メールでその内容を送り、当方に設定値について確認依頼を出してください。
当方で、チェックさせて頂きます。

2.3.3 検証画像(現状)の印刷

検証画像(現状)の印刷物は、直接には、プロファイルの作成に使用しません。
これは、当方にて、お客様の課題としている画像品質問題を認識する為のものです。
メーカから提供されているプロファイルを用いて印刷された物でも結構です。

なお、検証画像(現状)データは、以下の形式で、電子メールで当方に送って下さい。
そのデータをプロファイル変換して返却致します。

ファイル形式:JPEG
作業用プロファイル:作業用プロファイルを必ず画像に添付して下さい。(通常sRGB adobeRGB のどちらかです)
画質モード:最高画質 (画質モード 12)
画像解像度:300dpi~360dpi
用紙サイズ:A4以下

-重要な色は人それぞれ-
各々の人にとって、重視する色が違うのが通常です。
検証画像は、ご自身がいつも見慣れている画像や、重視している色が多く含まれている画像を選択される事をお勧めします。
コントラストの強い画像は、多くの場合、暗部や明部が切り捨てられた画像となっている場合が多いので、グレエのカラーパッチを含ませておくことでより明確にわかる場合があります。

なお、検証画像(現状)は、常識の範囲の内容でお願いします。
法的に認められていない紙幣等の印刷物は、不可です。

2.3.4 プロファイル作成依頼

以下の物を用意して依頼お願いします。

(1)送付物一覧

送付形態 印刷対象物 数量
郵送物 カラーチャート印刷物 4枚
検証画像(現状)印刷物 1枚
E-Mail送信 検証画像(現状)データ
-図2.3.4.A-

(2)郵送物の梱包


-図2.3.4.B-

郵送物は、上記画像のような形で送って頂ければと思います。
ダンボールは、カラーチャートの折れ曲がりの防止の為です。
仕切り用紙は、カラーチャートの乾燥及び他にインクの転写時の影響を最小にする為です。
郵送物は、返却しません。

(3)メールでの依頼内容

依頼文章は、上記「検証画像(現状)」を添付ファイルとして、以下内容を記述して、メールお願いします。
メールを当方で確認次第、メール受付の返信メールをお送りします。(通常3日以内の返信です)

----メール記述内容-----
メール件名:*icc* PX-5500(12345678)
プリンター機種:EPSON PX-5500
シリアル番号:12345678
用紙種類:用紙メーカと用紙名
プロファイル名:名前.icc
依頼者名 住所 TEL
------------------------

メール件名は、不正メール対策として、必ず*icc*というキーワードを含ませて下さい。(できれば 先頭に設定願います。)
その他のメールは、当方に届きません。
プリンター機種は、プリンタ会社と、プリンタ機種名を記入願いします。
シリアル番号は、作成するプリンターのシリアル番号を設定願います。(このシリアル番号は、プロファイルの中身に書き込まれます)
プロファイル名は、作成するプロファイルの名前を指定して下さい。
[形式]名前.icc
[名前の規則]名前の箇所は、半角英数字8桁以内 です。
[例]PL55RPK1.icc

その他、検証画像(現状)データの色の出方に対して、現在お客様が問題と思っている内容を記入して頂ければ、幸いです。

-注意 Macユーザの方へ-
Macで画像データを送る時には、そのデータを、zip等で固めずに送ってください。
Macのデータ形式はMac固有の形式(リソースフォークとデータフォークを一緒に管理)なので、zip等で固めてしまうと、Mac固有のままデータを相手先に送る事になります。
当方では、Windowsで処理している為、通常の手段では、そのデータは処置できません。