日記のコーナ(2004年1月 今年は、躍進の年になりそうな予感)


-1月1日(木)-

お正月も仕事: 

今日は、クリスマス一個目の写真の選択見本を、一気印刷。
約880枚分を、A4用紙で、110枚にインデックスを作成。

今日は、お正月なんですかあ〜? と聞いてみたい気もあります。

今回は、PhotoShopCSを、一気に使ってみました。
なかなかに、おもしろい機能があるけど、非常に頂けないのは、16bit対応したと言いながら、
私が一番よく使う、RGBモードとLabモード間で、レイヤーがあると、移行できないのは、そのままなんです。

今となっては、、PhotoShop最大の有効性は、レイヤー機能にあるのは、紛れもない事実なのに、その一番の機能で16bitモードでRGBとLabモード間の移行ができないというのは、ものすごい、がっかりというか、失望した。

私は、色の処理においては、かなり頻繁にカラーモードについて、LabとRGBを、行ったり来たりします。
特に、色フィルターのような使い方には、もって来いのように思います。
当然、品質の要求される画像印刷においては、USMもLチャンネルで大きく実施し、ちょっびっとだけ、RGBモードでも、USMをかける場合が多いです。

今のデシタル写真において、大切なのは、写真を撮ってからの後工程で、大きく写真品質が、変わってしまうという事。
この辺りの感性は、製版技術者が、本来持っていた事ですが、我々カメラマンにも、他人との差別化を図る上で、必要不可欠な技術だと思う。

その領域に、踏み込めないカメラマンは、今後、淘汰されて行くものと思われます。

-1月3日(土)-

お正月も仕事2: 

今日は、会社の方の仕事。

会社の方は、なんとか、トラブラずに、済んでよかった。

そして、自宅に帰ってからは、クリスマス2個目の写真の処理。全ての現像を終了して、ポーズ写真の方を細かく処理。

しかし、10Dで撮ると、肌色が、茶色方向に流れるのは、Why?
今回は、やらなかったが、現像段階で、処理してしまった方が、早かったかも知れない。

ひさびさ、16bitモード → Labで aチャンネルでほんの若干、赤色成分を落として、RGBモード 色相・彩度で、赤色成分に対して、色相の回転と、彩度、明度を、肌色を若干白色方向にして、トーンカーブで、暗部から中間調を 持ち上げて、 明るくして彩度を落とす。

10Dよりも、1Dで撮影後 C1DSLRで 現像すると良い肌色が出るのに、10Dだと ダメなんですよね。
10Dの方は、フェーズワンのポートレイトノウハウが効かないんじゃないかと思ってしまう。

次回からは、1Dで撮影しようっと。

お正月もバレエ: 

2日に、初レッスン。

そして、レッスンの行き帰りには、テレプシ・コーラを3冊ほど詰め込んで、読んでいました。

バレエに限らず、何でもそうだと思いますが、特にバレエをやっていると、人間的に 問題ありそうな人が バレエを続けている事に、私は、とても疑問を持ちます。

バレエって、肉体的に要求される事も厳しいけれど、それと同じ以上に、ものすごく内面的に求められるのも厳しい箇所があるのは、誰もが認識している事実。

それなのに、人間的な面で、明らかに社会性を失っているような人がいたり、10年以上やっていて、何も うまくならない人というのは、どうなんでしょうか。もちろん、10年やっても、肉体的には、落ちて行ってしまう年齢の人は、多いと思いますが、ただ、精神的な所や、求める正しさみたいな所は、進歩して行くのが、普通です。

でも、何の、進歩もなしに、バレエという特殊な環境に自分を置いて浸ってそれで良しとしている人。
私が思うのに、バレエって、幾ら素人でも、各レッスンで、進歩の心がなくなってきたら、バレエを止めて欲しいと思っている。

自分が 水を飲んだコップをそのままにして それで良しとしている人が 私には 他との協調が必要なバレエの心を 持ち合わせているとは、とてもじゃないけれど、思えません。
人間性という面で見たら、こんな事は、取るに足りない事だと思いますが、バレエの心という面で見た場合、ダメだと思うんですよ。

宝塚歌劇団出身の人が、良いと思うのは、やはり、日本の伝統に従った芸事を通じて、キチンと人間としての礼儀作法や、人間としての 一つのあるべき行動を教えている所に統一があるのが 良いのではないでしょうか。

あるクラスでは、先生が、真ん中で説明する時には、生徒は ささぁ〜と ほとんど、壁の方向に移動して、他人の視界のじゃまにならないようにする。こういうのって、当然だと思うのです。皆さんが、そういう意識を持っているので、精神上心地よいです。
でも、もう一方のクラスでは、自分さえ、良ければよし あるいは、他人の視界を全く考えない 自分がWinで 他人をLoseにして しまっているような人が多いクラスでは、自ずとバレエの質そのものが、変わってしまうのも当然な真実。こういう所で、幾らバレエのレッスンしても心が満たされる事は、ないのではと思ってしまいます。

今年の抱負?: 

今年は、とりあえず、元日から、禁酒してま〜す。

どこまで続くのやら。昨年は、半年間禁酒して、結石での入院を機会に、また、お酒に復帰していましたが、また、禁酒モードに入り健康維持に努めたいと思っています。

-1月5日(月)-

写真/CMS: 

本邦初、マクベスカラーチャートを、これも、マクベス社の分光測色計i1で測定した結果を以下に示します。
中に書いてある数値は、Lab値でそれぞれ上から、(L,a,b)の順で記述しています。

色の方は、側色された値をPhotoShopでLabモードでそれぞれ与えています。
更に、Web掲載の為に、Lab→sRGBに変換後(レンダリングインテントは、相対的を使用)、JPEG変換しています。
文字の読みやすさの為に,USMを少し強めに設定しています。
(本データを欲しい人は、メール下さい。350dpiでLabで作成してあります。)

今後実施すべき 考えられる内容としては 以下です。

@マクベスチャートに記述されているxy値から、Labモードに計算しなおして、同一チャートの作成
A上記チャートを、CMS環境で印刷して、再測色して、どのように値が変化するか。

なお、先日の発表会で、10Dでフラッシュ撮影した時の画像としては、以下のような感じです。

実際の撮影では、照明によって、チャート上では輝度の変化があります。
本来は、D50 RA=99以上 光源で、撮影してのデータでなければいけません。
(素敵なお嬢さんでしたが、肖像権の関係で全体を見せられなくて残念。)
なお、こちらの写真は、元のデータがコントラストが高かったので、コントラストを弱めるようにレタッチしています。

-1月7日(水)-

バレエ/コンクール: 

私の会社から、数分の所で、毎年恒例のバレエコンクールが開かれています。
今日は、お昼休みと、会社帰りに見に行ってきました。

一日で、約350人が、予選だけで、3日間。約1000名、止め度もなく永遠にバリエーションの演技が繰り広げられる。

こんくらい大量なバレエのコンクールって、世界的にも珍しいようにも思う。

内容的には、約30〜40人に1人くらいの割合で、これわっ!って思うくらいの人がいる。

さすがに、コンクールだけあって、20%程度の例外は、除いて、だいたいは、それなりに踊れる人ばかりで、発表会レベルでは、メインを踊っている人達が多いのだと思います。

私としては、やはり、黒鳥とエスメラルダが、好きです。観たかったもう一つは、ドンキの村娘のバリエーションの所だったんだけど、これは、私の見た中には、一つもなかった。

特に、エスメの方は、かなりの実力者しか踊らないように思う。この踊りは、特に、切れ味勝負のような所があって、コンクールのような所では、インパクトがあるのだけど、さすがに、少ない感じ。

逆に、ジゼルなんかは、実力者もそうでない人も多くの人が踊るけど、あれは、コンクールで踊って 魅せられるかというと、かなり難しいと思うのです。私が観た中では、ローザンヌで踊った、スイス人のサラ・コナダヤノバさんのジゼルは、No1だと思う。

ジゼルだと、審査員に見せるには、かなりその人の持っているイマジネーションや、解き放つエネルギーが、強烈な物でないと、難しいと思う。
20人くらいは見たけど、全員が、厳しく感じた。

一番私が、感激したのは、エスメの1人で、とても良い踊りだったのだが、途中一箇所、大きくバランスを崩してしまったが、私としては、拍手を送りたかった。

しかし、これほど、同じ踊りを沢山見ると、嫌が上にも、バレエとしてキチンと身体が出来ている人と そうでない人がはっきりしてくる。
この中でも、アンデオールという事になった場合、98%の人が、没状態なのではないかと思った。

足の付け根から、アンデオールになっていないと思える人が、98%。
その他2%が、アンデオール 云々を感じさせない踊りを披露している人たち。

多分、そういう意味では、ロシアのバレエ学校の 中学生くらいの女の子だと、日本のコンクールに出たら、立ち姿だけで、決戦で、トップに入ってしまうような感じだと思った。腰から、アンデオールで、つま先など、ウラトラナチョナルに アンデオールに入っているんだもの。

こんなに大勢の、日本の将来を代表する若手バレリーナさんが、沢山来ており、その関係者がほとんど観客になっている事を念頭に入れた場合、観に来ている人は、ごくわずかのように思う。

また、30分以上、観客席に、物を置いて席とりだけしている人たちも、当然かのように、あたらこちらに見受けられる。

バレエは、他の協調、他へのおもいやりがあって、初めて実を結ぶ 芸術だと思う。
そういう観点にたてば、そういう頂けない人達は、既に、バレエをやる資格もなしだし、応援しに観に来ている人たちも、バレエの美観を理解できない人たちばかりなのだと思う。そう思うと、やはり、日本の芸術に対する 姿勢なりは、 いかに、西欧芸術において、低いものなのかと、考えてしまう。こういう人たちが、幾らバレエに携わっても、バレエの発展は、望めないと思う。

先日、年明けに、バレエのレッスンに来た男性。
そこのバレエクラス系統としては、既に20年前から受けている 大先輩です。
彼も、「礼儀をわきまえない人が多くて、不愉快」という事を言ってました。

バレエという言葉、テクニカルな事だけしか、楽しさとして広まっておらず、その精神性みたいな物は、どんどん薄れて行っているのでは、ないでしょうか。特に、日本。

今回の 照明わと言うと。コンクールとしては、かなり、没 だと思いました。
評価外と言っても良いです。
照明を決定している人たちは、照明という観点で、ローザンヌの照明を評価しているんでしょうか と言いたいですね。

写真の方は、場合によっては、決定的なシーンを逃している場合もありましたが、こんだけ、沢山の人を 永遠に撮らなければ行けない事を考えると、ご苦労様の一言に尽きると思いました。

CMS/ΔE: 

印刷後の、色を測ってみました。

各枠の中で、左下隅が、元のデータ。右上が、CMSをピクトリコプロに適用して本チャートを印刷し、印刷物を一日置いて、測定した値です。

ちなみにに△Eを計算してみて、その△Eの分布個数を求めてみました。

表の見方は、△E 3の箇所は、 △Eが2.0〜3.0となったデータが、4個あったよ。という事。

このグラフから、単なるCMSは、4程度 という事になる。まぁ、輝度である Lチャンネルを含めての事だから、こんなもんかなぁ〜という感じで、許してやっても良い範囲じゃないかな。

そもそも、光沢感ありありのピクトリコプロと、全く光沢感のないマクベスカラーチャートで、比較するのも、問題だと思うね。

ただし、グレエの箇所に関しては、上記印刷例からわかる通り、印刷前と印刷後の値で、ほとんど同じなんですね。

緑の箇所は、グエッ。ほとんど、色合いに関しては、同一。

さぁ〜、これを観て、そこのあなた! i1買いますか!

写真/Jewelry: 

先日デパートで思わず、宝石を見ていて、その場をさろうとしたら、女性店員が、「ちょうど、こちらには、珍しい石を集めています。どうぞご覧下さい。」といわれて、Jewelryの写真について勉強しているので、見ていたんですよ〜って意味の事を言ってから、

店員さん「まぁ〜 そうなんですか。こちらの石は アレキ」といい始めたので(宝石の種類としては アレキ としか書いてなかった)、私が、「アレキサンドライトですよね。光の具合によって、色々と反射光が 変わるんですよね。写真に撮るにはやっかいですよ」といつたら、びつくりしていました。
それで、しばらく、宝石と写真の事について、話し初めてしまいました。

-1月9日(金)-

CMS/これは考えても見なかった: 

△Eの値が、大きすぎるかも知れないと思って、オリジナルのマクベスチャートのオレンジの箇所を再度、数点測定してみた。

(L,a,b)=(55,59.9,53.0),(61.5,32.8,58.1),(62.3,33.0,58.8)

結果としては、測定する箇所で、既に、△Eが 9 となる箇所が出ている。

測定器を動かさずに、同一箇所を測定すると、当然、何度、測定しても 同一の値である。

測定器自体は、1回の測定で、物理的に7回測定して、値を決定しているそうなので、同じ箇所を測定した場合は、同じ値となると考えられる。

また、単なる、白の紙のみを測定しても、そのデータに、バラつきがある。
そして、当然の事ながら、印刷した用紙の 同一色の部分を測定しても、場所によって、データが異なってきます。ギョエ〜

i1では、2度視野にもとずく測定をしている。(規定によれば、直径4.4mmの範囲。 i1の仕様では、4.5mmになっていますが)
この2度というのは、人間の目の、中心近くにある黄色の部分の大きさからきています。
CIEでは、2度視野では、あまりにも、狭い為に、10度視野による表色系になっているらしい。

とにかく、一般の写真という観点からは、i1は、かなりというか、超厳密に色を測色してしまっているようです。

となれば、出力するチャートにもとずいて、測色し、プロファイルを作っているのだが、そもそものデータに、バラつきがある事を考えると、
毎回の測定条件を 一定にするには、結局は、ある色のパッチに対して、複数回場所を変えて、測定し、それらの平均値を割り出して、マクロな色値を測定値として、利用できるような、ソフトウエアなりが、必要と思われる。

う〜む。

厳密性を高めるには、この機能の持った、プロファイル作成ツールが必要になってきます。それとも、i1でプロファイル作成している時、それらを自動的にやっているかどうかを確認する必要がありそうです。

また、場合によっては、紙の均一性も、とても、必要になってきます。
そもそも、厳しく用紙に印刷された内容を見ると、光の加減で、ムラが見えます。

う〜ん。チャートを作成する時には、このムラをなくという意味で、双方向印刷は、止めて、スーパモード(一番解像度が高いモード)で印刷しないとダメなんじゃないかなぁ と思う。

少なくとも、デシタルカメラの3原色フィルターでは、かなりな色が、既におちているに違いないと思います。

-1月10日(土)-

CMS/GretagMacbeth ColorChecker: 

あ〜 いよいよ、ColorCheckerの理論値を計算しなおして、カラーチェッカーを作成してみました。

PhotoShopだと GratagMacbeth ColorCheckerの袋に書いてある xyYを 与える事ができないので、Labに計算しなおす必要があります。
この変換式事体は、どうも、私の調べた限りでは、どの本にも、どのWebサイトにも直接には、書いていなかったので。

中学生レベルの方程式を解いて、計算しました。

変換作業では、xyY -> XYZ -> Lab という感じです。

前回、既にi1で測色した物と、並べて見てみましょう。

各色パッチの上段が、元の理論値を、私が、計算しなおしてLab値にした物を、PhotoShopで色を作成した物です。

下段は、マクベスチャートを実際に、i1で測定した物です。

あってそうな色もありますが、なかなかに、違ってそうな色もあります。△Eで最大 15違っていました。
これも、測定する位置によって、かなり異なる事から考えた場合、さもありなん。と思ってよいように思います。マクベスチャートでは、理論値としては、グレエにしろ、全くのグレエでは、ないようです。

この辺りは、理論値=実際値には なっていないように思います。多分、製品化した場合に、ずれる色を想定した上で、理論値を作成しておき、製品化によって、ずれた結果として 正しいグレエになるような調整をしているようにも思います。

計算値に関しては、また後日掲載しまする。

-1月11日(日)-

バレエ/今日のレッスン: 

最近、バレエのレッスンでは、いかに、素直なアライメントで できるかに注視しています。

ピルエットって、そういう意味で考えると、素直なアライメントでなくて、いかに、無難な・恐くない立ち方を身体が求めている所があるような感じが、逆に、回れなくしている要因だと解析しています。

単に、回転を与えて、後は、身体の素直なアライメントに従って、立つだけ。
でも、これって、以外に潜在意識が、恐いと認識しているようなんです。

この無意識にやっている神経経路を OFFにして 正しい回り方の身体の動きを入れる事が、難しいのですが、最近は、なんとなく、それができつつあります。

女性はどちらかと言うと、運動神経が発達していない分、無意識の悪い神経経路が 初めからOFFになっている状態で、正しい身体の動きを、付けやすいのではないかと 考えています。

男性は、立つという事でも、力で立ってしまいがちなのが、よけいに、このOFFが難しいような感じを持っています。

CMS/やっぱり: 

i1のカラーチャートを、以下に注意して、印刷して、もう一度プロファイルを作成して、マクベスチャートを印字してみました。

印刷モード

従来: フォトモード  双方向印字
今回: スーパモード 双方向印字OFF

これで、マクベスチャートを印字した所、やっぱり、色そのものが 良い方向に変わってしまいました。

しかし、やはりというか、なんというか。

ピクトログラフイーだと、こういうモードというのはなく、常に最高印字をしてしまうので、それで、最初からベストの状態でカラーマッチされた色が表示できていたようです。

それに比べて、4000PXでは、CMSのカラーチャートの印字・測色を含めて、最高モードでの印字をしなければ、カラーマッチしなかったとわ。

厳密比較ではありませんが、相対的に見てもらうとして以下のような感じです。


10D撮影。比較の為に、彩度強調。USM適用。
グレエバランスは、マクベスオリジナルチェッカーで22番目の箇所(Yellowの下)に適用。FVU現像。
RA=88の昼光色蛍光灯配下で撮影。

左上は、従来モードで、プロファイルを作成した物です。左下が、今回モードでプロファイル作成した物です。

その横に、現物のチェッカーも写していますが、これはあくまでも、参考という形で見てください。

ここで重要なのは、プロファイルを作成する時の印字モードを変化させるだけで、色味が変化している事です。
特に丸印を付けた 箇所は 目で見ても 明らかに 違いますよね。

少し、気になっているのは、グレエの箇所が、若干色を帯びていますよね。この辺りは、もう少し、調べて見る必要があるようです。

なお、印刷時には、極端なやり方で印字しています。

元のチャートを Labで作成しているので、Labから直接プリンタプロファイルで変換をかけて、印字しています。
(sRGB や adobeRGBは 利用していません。)

本当のグレエだと、輝度であるLだけが変化して、a,bチャネルは、0になるはずですが、22番目の色が、(L,a,b)=(51.61,3.09,-3.28)となり、グレエになっていない事です。測色した値の方が、良いグレエになっています。

ちょっと気になって、昔、EZcolorで作成したプロファイルで同一チャートを印刷してみました。
全体的には、やはり、彩度が全く落ちています。

元 NO16 yellow (L,a,b)=(81.4,0.4,76.7)
EZcolor =(73.4,-7.6,64.1)  △E=15.1
        i1 =(81.4,-0.6,75.4)   △E= 1.6

でした。アハハ。数値にすると 凄い違いです。採取データは、各々3点を採取し、データを平均化しています。

正確にLabでこの数値を与えて、sRGBに変換してJPEG化してみました。

EZcolorの方は、実際の印字は、見た目は、もっと黄色よりになっています。
EZcolorは 彩度を落とす中で、全体的にカラーマッチしています。i1と比較すると、とても眠い画質なってしまっています。

やはり、EZcolorは、フラッドベッドスキャナーを使用する上で、どうしても、スキャナーの画像濃度を含めた品質に左右されてしまっていると考えざるを得ません。8万するEZcolor(スキャナーを含めるともっとかかっている)と30万のi1。
品質を考えた場合、i1の方が、安いと、改めて思いました。

色々な計算をして行く上で、PhotoShopのLabでは、精度として、整数値しか与えられないので、厳密な意味で、カラーマッチさせると言っても、△Eとしては、1〜2は、整数値に直すだけで、誤差が発生してしまいます。
よって、PhotoShopを使用しての、△Eは 2以内であれば、問題なし というか、対処のしようがない物として とらえる必要がありそうです。

16bitモードいうのは、色数値で、指定できるようにならないと、画像をハンドリングする上では、中途半端ですよね。

禁酒: 

今年に入ってから、禁酒をまた、やり始めました。

今回は、いったい、いつまで続くことやら。

でも、やっぱ〜、身体の調子良いようです。

-1月12日(月)-

写真/ストロボ: 

私の場合は、ストロボの取り付けに 以下のような感じで、キャノンのストロボのスペーサを利用できるようにしています。

これ以外にも、使っていますが、ストロボスペーサを基本的に使うようにしています。

但し、スペーサがプスティクなので、締め付けをきつくやると、ネジがバカになってしまいます。

CMS/Photo 対SuperPhoto: 

一応検証の意味で、

Photo    印刷 :Photo / 双方向印字
SuperPhoto印刷 :SuperPhoto / 双方向印字OFF

を簡単に検証してみました。色パッチ7番目のデータです。

プロファイル作成は、SuperPhoto印刷で印刷した物でプロファイルを作成しています。

画像の中の数値は、Originalに対しての△Eです。

データは前回と同じく、3回計測して、平均値に対して、△Eを計測してあります。

これの判断は、難しい所です。

元々のプロファイルは、SuperPhotoで作成しているのですから、SuperPhotoモードの結果は、相性が良いのは当然です。

Photoモード方は、プロファイル作成時のカラーチャート自体の品質から言って、Photoモードでカラーチャートを作成するのは、前回の議論からして、印刷品質のバラツキの為に、意味がありません。

なお、上記色データは、PhotoShopが整数値しか受け付けないので、実際の値より、△Eで1〜2程度の誤差があります。

よって、これらより、私的には、Photoモード印刷は、厳密性の要求されない、写真のインデックス(選択写真)用、SuperPhotoモード印刷は、厳密性の要求される 本印刷に 使って行き 効率化を測りたいと思います。

SuperPhotoモード印刷は、超〜遅いんだもの。

GratabMacbeth ColorChecker (xyY and Lab)
No xyY Lab
x y Y L a b
1 0.400 0.350 10.1 38.0 14.8 12.2
2 0.377 0.345 35.8 66.4 16.9 13.6
3 0.247 0.251 19.3 51.0 3.4 -26.0
4 0.337 0.422 13.3 43.2 -14.4 19.8
5 0.265 0.240 24.3 56.4 16.0 -29.6
6 0.261 0.343 43.1 71.6 -27.0 -3.0
7 0.506 0.407 30.1 61.7 31.4 56.1
8 0.211 0.175 12.0 41.2 20.4 -47.0
9 0.453 0.306 19.8 51.6 46.4 11.9
10 0.285 0.202 6.6 30.9 28.4 -26.4
11 0.380 0.489 44.3 72.4 -24.8 56.9
12 0.473 0.438 43.1 71.6 16.4 64.8
13 0.187 0.129 6.1 29.7 29.7 -54.7
14 0.305 0.478 23.4 55.5 -38.3 31.2
15 0.539 0.313 12.0 41.2 54.0 24.0
16 0.448 0.470 59.1 81.4 0.4 76.7
17 0.364 0.233 19.8 51.6 52.5 -19.4
18 0.196 0.252 19.8 51.6 -18.8 -30.6
19 0.310 0.316 90.0 96.0 5.1 -5.4
20 0.310 0.316 59.1 81.4 4.4 -4.7
21 0.310 0.316 36.2 66.7 3.8 -4.0
22 0.310 0.316 19.8 51.6 3.1 -3.3
23 0.310 0.316 9.0 36.0 2.4 -2.5
24 0.310 0.316 3.1 20.4 1.7 -1.7

私が計算した、xyYからの Lab値です。

誰にも検証してもらっていないので、もし間違っていたら、ご指摘お願いしま〜す。

→ 特に NO19〜NO24の グレエの箇所が なんか 怪しいっす〜。計測値の方が グレエだもんなあ〜。

X = x/y*Y Z=(1-y-x)*Y/y

L=116(Y/Yn)^(1/3) -16 a=500((X/Xn)^(1/3) - (Y/Yn)^(1/3)) b=200((Y/Yn)^(1/3)-(Z/Zn)^(1/3))

Xn=95.05 Yn=100 Zn=108.9

で計算しています。

確か、ある条件での計算なので、ある条件に抵触している場合には、他の評価式があったと思いますが、そこまで考慮していません。

-1月13日(火)-

CMS: 

よく考えてみたら、私が、今回色々と評価している内容が、なんで、Webサイトで報告されていないのか、とても疑問に思う。

この手の内容って、ものすごく、興味のある所だと思うんですよ。マジ。

それとも、個人レベルで持っている人が少ないのかなあ。

会社というレベルで使っている場合には、会社の持ち物に対して、評価記事を、公開できるわけもないし。

私の場合は、記事を書くわけでもないので、完璧には評価していませんが、記事にするなら、もっと完璧な評価をしたいと思うけど。自分が、ある程度、感触として満足できれば、それで良いわけだし。

1末から2月末にかけて、昨年の暮れに撮影した3箇所分のバレエ発表会の写真の注文が、多分、ドドーンと来ると思うので、その時には、ピクトログラフィーで評価してみます。△E が 10以上だったら ヒ〜ン と言ってしまいそうですが...。

ピクトロ使う時は、1.5KWも消費するし、安定するまでは、1時間くらいはエージングが必要だと思っているので、横にいつもあるけど、おいそれと、使う気には、なれない。

しっかし、本当にユーザの為ならば、こういうCMS機器メーカが先導して、プリンタと用紙について、どれくらいのCMS度合いなのかを、公開すべきだと思うんですよ。
でも、今のCMS機器メーカは、プリンター屋さんと、もちつもたれつの関係なようで、正確な記事は、あてにできないのが、現実なんだと思う。

また、雑誌の各種プリンターのレビュー記事や、用紙レビューの記事でも、定性的評価だけで、定量的評価が、ないのも とても没なように思う。
きちんと、このプリンタの この印刷モードでは 平均△Eは 幾つである。とか この用紙の 白色部分の △Eは 幾らであり 印刷時のCMSの△E は これこれである と言った評価をすれば 絶対 良いと思うのだけど、これまでに、そういうレビュー記事は 全くなし。

→ ある用紙メーカでは 公表している所もあるようですが。

まさか、プリンタの評価記事を書いている人が、等色関数という言葉も知らない人が ライターしているんじゃ ないでしょうね!

いかんなぁ〜 後一年くらいしたら 多分 プロファイルエディタを 買ってしまっているような気もあります。
→ そのくらいになったら マジ  プロファイル作成業でも やろうかしらんって 思ってしまいます。

あなたのプロファイル 平均△E 5以内の物を 5000円で作成します!

なんてやれば マジ ある層には かなり 売れてしまうんじゃないかなあ〜。

-1月17日(土)-

ローマの休日: 

私が最初に、LDで購入したのが、この映画でした。

とても、とても好きな映画です。

今、DVDで最新の映像技術で蘇った物が発売されて、それを先ほど見ていました。

オードリって、元々は、バレリーナさんだったんですね。

戦時中に、公演に出た事もあるとか。

あんな美しい女性が、バレエを踊っていたんですね。

画像的には、私は、昔の、ノイズのある画像の方が、画像としての滑らかさがあるように感じました。

昔の画質は、昔の画質が、その映像としての背景を語るのでは ないでしょうか。
これは、私自身の 写真に対する教訓としても 心のどこかに置いておこうと思います。

オードリって 本当 非常に美しい。

ローマの休日のカメラテストの時の模様もあったのですが、ローマの休日に出ている アーニャ(新聞記者言う偽名)そのものなんです。

今日のレッスン: 

2月の初めまで、あやこ先生が、代講で土曜日の15時のクラスを担当されているので、午前中に表参道でレッスンしてから、15時のレッスンを受けに、青山へ。

さすがに、このレベルのクラスをダブルで受けるのは、しんどいかも。

しかし、来週は、そのクラスの後に、どうも、ある種の顔ぶれが、揃って受けているクラス(高部先生)があるので、それも、受けてみようかなぁって思っています。

トリプルレッスン。さすがに、トリプルレッスンは、今までにも、1〜2回くらいしかない。

6時間 レッスンは しんどいかも。(しんどいに 決まってる!)

今日も、受けようかと思ったんだけど、どうも身体が、熱っぽい。

この数日は、超寒くて、マフラーがないものだから、風邪にかかりかけ のような気がしたので、3個目は、パス。

そして、帰りに、バーゲンで カシミアのマフラー 50cm×180cm  という かなり大きいマフラーを 大割引で 4900円で買ってきた。

昨日の夜は、ポスターの最終印刷で、A3+を 10枚印刷。

スーパフォトモードで印刷したら  なんと、25分/枚 くらいかかるんです。それが、10枚。
永遠に印刷している感じ。

その感に、ひさしぶりに、購入してきた スプリットタイプのバレエシューズの 止めゴムの箇所を 針と糸でしっかり 縫いこむ。
それを、3足分。 肩 こる〜。

最初の内だから、おみせできますが、汚くなると、おみせできましぇ〜ん。

-1月18日(日)-

CMS/まじ〜: 

今回、正確に、各用紙毎の評価をi1を使って、行う事にしました。

一応、全てのプロファイルと、それに伴うテストチャートの印刷を行い、1枚のみ、データを集計しました。

この結果は、最終的には、別ページに、結果を用紙毎に掲載しますので、ものすごく、楽しみにしていてください。

用紙は とりあえず ピクトリコ−プロ ハイグロス フォトグロス   コニカQP−シルキー  薄手写真用紙 の5種類です。
こちらのプリンタは、全て PM4000PXです。

あっと もちろん ピクトログラフィを入れての 6種類です。

プロに対して 例のマクベスチャート24色を印刷し それを i1で測色しました。測色に関しては、各々の色を3点ランダムに選んで平均化しています。この作業は、かなり、しんどいです。

結果としては、△Eで表すと 以下の通りです。

標準偏差 1.3  平均△E 4.6

しかし、データ全体の傾向分析をして、全ての画像に対して データ上の補正を一律実施すると これが

標準偏差 1.2  平均△E 2.8

に 簡単に持ってこれます。値的には、ここまで持ってこれれば、十分なのではないでしょうか。

結局、この辺りの 最終的なハンドリングを、プロファイル編集ツールがあれば、編集できるのだと思います。

もちろん、これは、全体を平均的に色補正するので、PhotoShopで簡単にできそうです。

プロファイル編集ツールがあれば、もう少し、色毎に、変更がかけられ、それをプロファイルに設定できそうです。

しかし、データ値をキチンと分析できる能力がないと、この辺りの事がわからないのではないでしょうか。

そうそう ちなみに EPSON純正の 絹目用紙に対して 同一条件で EPSONプロファイルと 自宅作成プロファイルでも比較検証する予定です。

しかし、全ての用紙で、テスト用の人物を印刷した所、本当、見事に全ての用紙で、カラーマッチしてしまいます。

-1月19日(月)-

CMS/標準偏差: 

CMSに標準偏差なんて、言葉で解説するのは、私だけかも知れませんが...

知っている人にとっては、当然ですが、簡単に説明すると、今回のような測定データがある場合、そのデータのバラツキ具合を、標準偏差という物差しで評価する場合が、多いです。

上記グラフのように、平均値に対して、どれだけ、データのばらつきがあるかの尺度なんですが、平均値の前後に対して 標準偏差の幅を持たせると、試料のデータの約68%程度が、収まります。また、平均値の前後 標準偏差の2倍(データの幅としては 標準偏差×4)の領域を取れば、全データの約95%が 収まるようになります。

よって、標準偏差が小さいほど、データのばらつきが少ないという事になります。

標準偏差 1.3  平均△E 4.6

という値は 平均値4.6の前後 −1.3 +1.3 つまり 3.3〜5.9の間に 全データの約68%が集まっている事になります。

CMSの△Eという観点で これを分析すると 重要な事が わかってきます。

これは、△Eという 元のデータに対して 色差が 約3.3〜5.9 にずれている データとして見なせば良いわけですから、
全データに対して、元のデータを 4.6の箇所になるようにずらす事が可能であれば、△Eとしては、より小さくできるという事です。要は、各データに対して +4.6 した箇所に持って行けば良いと事です。

そうして、今回は、測定データに対して、いくつかのシュミレーションを実施して、元データを印刷する前に a+2  b+3 する事によって、

標準偏差 1.2  平均△E 2.8

という値に 計算上シュミレーションができたわけです。

但し、全データに対して、一律  a+2  b+3 を実施すると、理論値としての △Eのトータルは、上記のように改善されると考えられますが、元々、CMSとして 問題がないパッチの箇所に対しても 色をずらしてしまうので 実際の適用においては 注意が必要です。

これらを、うまく適用できるようにするのが、プロファイル編集ツールとしての 役割なんだと思います。

CMSツールによっては、△Eの標準偏差が 小さい事が 何よりも重要です。これが小さければ、プロファイル編集によって、最終的な△Eを、小さくできる苦労が 減る事になります。要は、小さな 修正で済むという事ですね。

ところで、EPSONさんと コニカさんが 出している プロファイル(一部かも知れませんが)は、GratagMacbeth社のProFile Makerというツールによって、作成されていると 各Webサイトに記載がありました。

という事は、測定器も、その系列のSpectroScanT(SpectroLino)辺りを使って、計測している物と思われます。

私の i1も もちろん GratagMacbeth社製のもので、若干、SpectroLinoに比較して 性能は落ちる物の 実使用においては 同等と考えています。

でもなあ〜 ProFile Makerは 55万もするので とてもじゃないけど 買えましぇ〜ん。

ProfileEditorくらいなら 買うかも かも。

実を言うと 1週目 マッハGOGOで 7800枚。 2週目 マッハGOGOで 2500枚 + イノキで 2600枚=5100枚 ! パチスロで出してきました。合計 12900枚!

話を元に戻して、どうも メーカ作成のプロファイルも 単に 計測して 特にカストマイズをせずに 公開しているんじやないだろうかと思ってしまう。

上記 a+2 b+3で作成した 色チャートも印刷してみましたので 後日 計測して 机上シュミレーションと 実測が 果たして 合うのか 、掲載しますので、後ご期待 という事で...
プロファイル編集レベルでやれば うまく行くと思われますが、なんせ PhotoShopレベルで 変換しているので  どうなる事やら...

あ〜 さっき EPSON 絹目を 試しに プリンタ推薦設定 きれいモードで印刷したら...
なんじゃ〜 これゃ〜 測定はしていませんが △E 30 くらいの物が 表示されましたぁ アウアウ。

CMS/今日の用紙(ピクトリコ HIGLOSS): 

i1でプロファイルを作成する時に、不適合なパッチがあって、最終的に、正常に作成できなかった物です。

しかし、プロファイルでの実測値は、以外にも、以下の結果となりました。

標準偏差 1.1  平均△E 3.3

これって かなり 優秀だと思うんですけど。

HIGLOSSは、私が、営業用にサンプル写真を、2L版で作成しているメイン用紙です。

なお、紙色と 黒ベタも 測定しているのですが、紙色の箇所が、

Lab値平均が 95.2  −0.2  −2.7 となっています。よって、淡い色に関しては、紙色(白色)に近い物ほど、この影響を受けてしまいます。これは、改善のしようがありません。

お〜い a値は まだしも b値をどうにか してよ〜って言いたい。

ピクトリコ プロだと 紙色は 97.2 0.4 −4.7 となっていて 白色度は イマイチかも知れない。逆に これが、全体の△Eを下げている要因なのかも知れないです。光沢度が高い分、L値は良いのですが、b値に色が付いています。

CMSは まずは 紙色 からが 基本ですよね。用紙メーカ! ちゃんと やってなあ〜!

ちなみに b値とは +方向が 黄色  −方向が青方向 の色味となります。

-1月20日(火)-

CMS/今日の用紙(ピクトリコ PHOTOGLOSS): 

本日、ProfileMakerをダウンロードしてきて、それを見てみたら、なんと、私が今回、色々とデータ収集して、それから傾向分析している結果を反映している物ばかりと思ってしまった。

なんと、私が、今回計算している標準偏差計算も やっているのには 誰でも考える事は 同じかぁ〜って思ってしまいました。

また、昨日の、紙色の考察ですが、これも、結局は、グレエ軸の保持というプロファイル編集項目になっているようです。

まあ、考えてみたら当然で、CMSは、基本的には、測定されたデータに基ずいて、最終的には、ルックアップテーブルというデータの変換表を作成するのだから、測定データの傾向分析があって 当然です。但し、プロファイル編集ツールは、そのデータ分析を、人間に見せるという事でなく、特徴となる絵つくりのポイントを取り出して、編集させているように思った。

数学的な データ感のある人なら、直接データの編集をした方が、早い場合もあるかと思います。

i1を販売している所に確認した事ですが、幾つかの用紙で、品質不良パッチが出るという箇所に関しては、i1が想定してい以上のデータ偏差がある色データが測定されただけのことで、特に、プロファイルの精度には問題ないこと。また、現在、データ偏差が大きい場合の警告については、修正方向で、動いているとの事。

何かのカラーマネージメント関係の本では、この事に関して、色の測色で偏差が大きくなり失敗する事もあるが、その場合は、プリンタ側の補正を利用した方が良いという旨が 記述されていますが、これは、間違いです。

本日の測色結果は ピクトリコのPHOTOGLOSSで ピクトリコ屋さんが、顔料系用紙として推薦している物でしたが、

標準偏差 1.6  平均△E 4.5

確かに、各一つのパッチでも、3回計測しているのですが、その計測データ間でさえ、△Eが 2や 3 というデータが かなり頻発していたので、全体としての、標準偏差も 平均値も よろしくないようです。

また、紙色の箇所が、Lab値平均も 95.1  1.6  −5.8 となっていました。

どうも、用紙として 白色度の 出方が良い物が 結局は 色のある箇所のデータも良い値になるという傾向があるように思えます。

ただ、問題点としては、蛍光色の問題です。蛍光色は、用紙には、白色度を増すという名目で、どうも、蛍光色を若干混入しているようにも思えます。人間の目には、蛍光色を入れる事で、ある波長(ある色)の光が、明度を増すという方向に見えますが、測色データは、単に、青色の増加というように測色 されるようなんです。

ProFileMakerだと なんと この蛍光色もスペクトル分析して、自動判別して、青色にシフトした色を、明度に変換してプロファイルを作成する機能も 持っているようなんです。ウッ これは 欲しい機能かも。

EOS-1Dn: 

今日 カメラ雑誌の発売日ですが、そのある雑誌に、今後出てくるカメラの予想という物がありましたが...

1Dの後継機のスペック・名前 は 私が ある掲示版で 次期欲しいカメラスペックを予想とともに掲載した物と ほぼ 同じなんだもの???

1Dnの 名付け親は 多分 私ですので おみしりおきを!

600万画素 1.3倍  ダブルスロット しかし ダブルスロットの本来の目的は 交互書き込みによる 書き込み性能維持が 本来の目的なんだけどなぁ〜。

-1月21日(水)-

CMS/今日の用紙(コニカ PhotoLikeQP シルキー): 

コニカから出ている、顔料インクに最適な用紙と言われている物です。

標準偏差 1.9  平均△E 4.7

ピクトリコ PHOTOGLOSSと同程度だと判断できます。

紙色の箇所が、Lab値平均 96.1  1.8  −8.2

となっており、かなり、白色度に関して、青みが入った値となっています。見た目の白色度は、結構白いです。

この判断としては、蛍光成分が 若干多目なのでは ないかと思います。

標準偏差が悪いのも、この白色度の影響を受けているようです。

ちなみに、グレエの箇所(No19〜24)を除いて、計算してやると

標準偏差 1.3  平均△E 4.4

という値に落ち着きます。

用紙自体は、なんか妙に、キラキラしていますし、なんていいますか、アマチュア好みのコントラスト強調された物が好きな人には、良いかもしれませんが、私のCMS環境には マッチしないようです。

さて、これは、何でしょうか?

この用紙の白色度が悪いという事は、すなわち、グレエや、淡い色に対して、影響が出てくると思われますので、カラーチャートのグレエの箇所(No19〜24)に対して、L値とb値(黄色〜青)の関係を調べてみたかったので、それをプロットしました。

この場合、b値は、マイナスの値となっているので絶対値をとってあります。

例えば L値 95くらいの場合(左の縦軸)の b値は −9(右の縦軸) くらいと読みます。

L値と b値に関しては、明らかに 相関があります。本来グレエの箇所ですから、明度であるL値が変更しても、b値は、無関係となり、相関はないはずです。ところが、実際は、上記表のようになっています。

CMS的には、本来は、L値が上がっても、b値がそれに引きずられないような、グラフとなるような、補正値を組み込む事をすれば、正しいグレエが出る物と思われます。

カラーマネージメントは、こういうように、感性で、色あわせをする時代でなくて、基本は、データ分析によって、CMSの補正計画を策定する事だといえます。どんなに、プロファイルをカストマイズできる良い ツールがあったとしても、まずは、データの傾向を読み取る能力があって、初めて、特徴的なデータの傾向を効果的に補正できるように 思えます。

CMS/今日の用紙(コニカ PhotoLikeQP 薄手): 

この用紙は、安いんです。A4用紙 20枚 600円くらいです。他の用紙が、1000円前後する事を考えたら、この用紙が 使えたらなあ〜って思って 評価対象としたんですが...

標準偏差 1.7  平均△E 4.4

紙色の箇所が、Lab値平均 95.1  0.2  −3.2

となり、グレエ部分もなかなかだし、CMS度/値段という尺度からした場合の、コストパフォーマンスは No1かもしれません。

ちなみに 現行No1であるピトクリコHIGLOSS 標準偏差 1.1  平均△E 3.3

は、お値段が、1250円もしてしまい。CMS度は良いが、コストも2倍 という感じです。

どうも、写真を印刷される方の多くは、厚手を選択するようで、このような薄手は、人気がないのかも知れませんね。

ただ、私としては、A4用紙は、100枚単位で、バインドする関係で、用紙は、薄い方が良いのです。

ちょっと、買い溜めしておこうかなぁって思います。

さて、後 残りは、EPSON純正 PM写真用紙<絹目>に対して EPSON純正プロファイルと i1で作成した物の対決となります。

これは、i1といいながら、ProfileMaker対 i1との対決となっているのだと思います。

ちなみに、私は、大学が 数理工学課 出身で、こういう数字遊びは、好きな方かも...

-1月22日(木)-

CMS/今日の用紙(EPSON 純正PM写真用紙<絹目> EPSONプロファイル対i1プロファイル): 

さて、純正という観点からした場合、ほぼ、この用紙で決定の感があります。

EPSONから配布されているプロファイルと i1で作成したプロファイルの結果は

EPSON純正 標準偏差 2.1  平均△E 4.9   紙色 94.5 −0.2  -3.6

i1オリジナル  標準偏差 1.5  平均△E 4.1   紙色  95.1 −0.2  -3.5

となり、i1の方の勝ちでした。

但し、実使用においては、どちらも似たりよったりという感じです。

この結果から考えると、EPSONは、ProFileMakerで作成しているのかも知れませんが、データの傾向分析が出来ておらず、積極的なカストマイズはしていないと見るべきでしょう。

この用紙は、ピクトリコHIGLOSSの次に、紙色が良い値になっており使いやすい用紙かも知れないですね。

ただ、乾燥にやたら時間が、かかるのが難点で、実際上は、私には、使えません。

しかし、かなり昔に、EPSON純正のプロファイル適用の評価をした時には、マゼンダ被りしていたのですが、現状では、問題ありません。

あれは、やはり、たまに狂う プリンターの調子の悪い時だったのだろうか。

一応、今日の用紙シリーズは、終了です。

2末あたり目標で、測定データを含めて、きちんと、別ページにまとめる予定です。

今回の件で、約1700ポイントくらいを、一個一個測色し それらを全てEXCELに保存しましたぁ。しんどぉ〜。

EPSONフェア: 

このセミナーで、CMSのワークフロー的なセミナーを聞いてみたが、ははり過渡期なんでしよう。

こういうCMSの話をプロ向けに対して、話す必要があるのは、...

また、i1機器の展示コーナでも、プロのデザイン業者さんが、係り員と話しているのを聞いて、デザインの業者レベルでさえ、CMSは、まだまだのよう。CMSを知らない人が多くて、れを適用しましょう。というレベルの話。

まぁ、そういうレベルの低い同業者が沢山いるから、自分としての価値が出るわけだけど。

製版レベルで色管理のプロとカメラマン・写真館のごくほんの一部のみが、プロファイル適用をまじで行っているようだが更に突っ込んで、プロファイルを分析している人になると、もう、ほとんど、いないのが現実なんだと思う。

その中で、果たして、等色関数から勉強している人となると、あの数百人クラスいた会場で、数人でも知っていたら良い方だと思う。

もしかして、私は、かなり、突出したカメラマンかも 知れないと思ってしまった。

プロ相手なんだから、CMSを適用するにわ... という話は、既に沢山 資料や本情報があるのだから、そんな事を わざわざ解説するのは、無意味だと思う。そういう他では得られない情報、つまりは、CMS適用における問題点や、限界や、注意すべき事項などを中心に、話してもらう方が良いと思う。

フェアでは、あらかじめ PX6000と クリスタリオンに興味があって できれば データを印刷してもらおうと思って行ったんだけど、

クリスタリオンで 印刷してもらいました。アハハー 上のマクベスチャートと バレエポーズ写真。

このチャートも測色してみますね。 後ご期待!

でも、さすがに、写真館での人物撮影を主に考えられているようで、バレエポーズ写真の方は、オオー!という出来です。

良くも悪くも 写真館で撮りましたぁ〜って 画質です。これなら、今までの写真館の方には、画質系統を変える事なく、結構使えるかも知れないです。C1DLSRと ベストマッチって 感じです。

PX6000は印刷してもらうようなコーナがなかったのですが、さすがに 約40kgあって、かなりデカイです。

4000PXより、色々な純正ペーパが出ている事と、大量印刷・2倍早い性能と 買値16万 というので かなり欲しいです。

このフェアに来ている人の年齢層は、かなり上です。
若い人は、カメラマンのような方が多かったです。

こういうのを見ると、なんか、ダメだなぁ〜って思ってしまう。

もっと、理論もバリバリ兼ね備えて 社会的常識・節度を持った 若い人が 中心社会でやって行かなくては、ものすごく停滞しているのではないでしょうか。おじさん連中の感覚では、今のカメラ界のデジタル進展は、なかなかに遅いです。

写真を撮るという行為は、ある程度年齢を重ねないと撮れないような写真もあるけれど、逆に若い時の感性でしか撮れない物もあると思うのです。一日中写真の事だけに没頭できるような環境であれば、1年もあれば、かなりの所まで行けると思うのだが。

-1月24日(土)-

CMS/蛍光増白剤: 

ものすごく 基本的で CMSで 一つの重要な事。

今までに説明して来た通り、用紙には、白を白くみせる為に、蛍光増白剤が使われております。

紫外線領域 380nm辺りを波長吸収して、それを、440nm辺りの波長(青色)として出します。

測色機では、450nm辺りは、青として計測されますが、人間の目には、輝度が上がったように、見えます。

この蛍光増白剤は 発がん性物質として指定されており、人間の肌着とかには 使うとやばい物です。

ちなみに、もっと恐いのは、通常の洗剤には、大量に使われており、その結果、それらを使用した洗濯物に、多く付着することになります。

これが、より白を白くみせる効果になっているのです。

しかし、もっともっと恐いのは、例えば、寿司屋さんが、巻き寿司を作る時の ふきん あれも 結局は、そういう蛍光増白剤を利用した物ですので、それで 巻かれた寿司には たっぷりと 蛍光増白剤=発がん性物質が 塗られた物を 我々は 食べていることになります。

しょえ〜。

まぁ、食品上の話は さておき。CMSでは ある意味 かなり大事です。

上記グラフで、黒の曲線は、白色度が悪いとして評価したコニカのQP SILKの 分光特性です。

同じく、ピンクの曲線は、キャリブレータの白色版の分光特性です。

ピンクの方は、波長が弱くなるほど、なだからに、カーブして落ち込んでいます。これが、ほぼ正常な、蛍光増白剤のない 特性データです。

ころが、黒のQPSILKでは、見事に、@の箇所:380nm辺りの光が吸収されて、落ち込んでおり、その分,Aの箇所:440nm辺りの光が増強されています。

本来は、白ですから、その分光特性も、なだらかなデータでなければ、いけませんが、このグラフのように、@の落ち込みと Aのでっぱりとなって、見事に、CMSを乱しています。

分光機にUVフィルターを付ける意味というのは、この380nm以下の蛍光増白剤にエネルギーを与える 光=紫外線をカットをする事によって、Aのでっぱりを少なくし、CMSとしてのデータを整える事を意味します。

また、ProfileMakerkerでは、本来、グレエの時の、分光曲線のカーブは、あらかじめ、平坦であるとわかっているので、@からAの曲線カーブを、より波長の長い箇所のデータ等を利用して、本来のカーブとして認識するという オプションがあるようです。また、Aとしてのピーク値の情報から、青色を押さえて、その分を 輝度に変化させて利用するように、プロファイルを作成します。

また 蛍光増白剤を沢山使った物は、紙としての 黄色に変色し易いという特性も受け継ぎますので、やはり、白色度が妙なものは、CMSの観点からした場合は、選択すべき物ではありません。

多分、UVカットのないi1では、紫外線フィルターと同じ働きを、上記、分光曲線から判断して、ソフトウェア的に、カットしていると考えられます。

しかし、あまりにも、 @からAの箇所のカーブが急なので、補正しきれていないように思います。

CMS/蛍光増白剤2: 

なんか 最近 当方の日記の読者が 増えたような... そうでもないか〜

蛍光増白剤について、ちょっと思うフシがありまして、それじゃ〜、白色度がとりあえず 優秀なピクトリコ ハイグロスについても 調べてみました。

グワーン。ハイグロスのデータをプロットしてみました。

おお〜。ちょっと、440nm辺りに盛り上がりはあるものの、基準値と比較しても、問題ないように判断します。
ある意味 これは スゴイ かも。

これと比較すると、いかに、QPが、CMSという目的からは、私は、推薦しません。(白いけどぉ〜)
更に、かなり大量の、蛍光増白剤が使われている事から、経年変化によって、黄ばみする率が 高いようにも 思えてしまいます。(この辺り、私には予想だけで、実際はわかりません)

これは、各紙色の 分光特性も比較する必要がありますよね。

なお、i1の測色範囲は 380〜730nmと、一般に、人が認識できる最大値を全て 含んでいます。
DTP41は、400〜700nmと ちょっぴり小さいです。

SpectroLINOでは、UVフィルターを付けたり・外したりできるようです。

UVフィルターは、私の考え方が間違っているのかも知れませんが、UVフィルターが付いて測色してしまうと、逆に、それでは、本来人間が見る、紫外線領域の輝度アップという 認識が 測定器に出来ない事になり、それは、それで問題なのかも知れないと思ってしまいます。

ベストは、UV付きと 無しをそれぞれを測定してプロファイルを作成すれば 良いのだと思いますが、さすがに、そこまでは、ProfFileMakerでも、実装されていないようです。(詳細には調べてないが)

ピクトリコシリーズの用紙を3種類 比較してみました。

アウアウ。ハイグロスだけが、ダントツで、他は、一緒でした。

ハイグロスの意味は、どうもこの辺りにあるようです。

蛍光増白剤を使用しなくても、それなりの、光沢感を紙の素材から、出しているように判断できます。これって、もしかして、インクジェット用紙の中では、特筆すべき事なんじゃないかなぁ〜。

で、更に、UVフィルターと言えば、私は、カメラマン!

当然、カメラレンズ用のUVフィルターが あるじゃないですかぁ〜

それで、QPに対して、UVフィルターあり・なしを測定してみました。

UVなしのデータは、QPシルクのデータです。UVありの方は、カメラレンズ用に一般的なUVフィルターをかました物です。
(ちょっと、精度的には アバウトだと思いますが)

およよ〜。確かに、輝度情報は、全体的にフィルターをかます事で、落ちていますが、440nm辺りの上昇が、押さえられています。
改善 効果が確かにあるようです。

UVフィルターの質にもよりますが、380nmまでは、カットしたら あかんわけで(=必要な光ではあるけれど、紫外線の領域に入る物。)、それ以下の光をカットして、440nm辺りの光の改善をしているわけです。

UVフィルターも アバウトには、なんとも言えませんね。

ソフト的にも、なんとか対応できるんじゃないですかね。
白色=紙色の箇所 分光測色すれば、蛍光増白剤による影響は 380nm〜440nmに上記グラスのように出てくるわけだし、それより、大きい波長の箇所に関しては、そういう影響が出ない部分で、純粋な紙の特性の出ている所と、判断できます。

よって、UVフィルターなし の物は、UVフィルターありの物以上に 場合によっては、正確な値を 出せる可能性はあります。

-1月25日(日)-

CMS/蛍光増白剤: 

一応 他の用紙も測定しました。

EPSON絹目も よろしいです。
純正紙として 推薦できるものですね。

速乾燥性があれば 良いのですが...

しかし、基準値としてのキャリブレーションプレートの白色は、さすがですね。

バレエ/ピルエット: 

最近 好調だったんですが、突如、狂ってしまって、なんと、今回は、アンデオール アンデダン の右・左ともに 没状態になってしまいました。

今日は 復調するんだろうか。

ピルエットが ダメになると 少しバレエが 憂鬱になってしまう。

-1月26日(月)-

写真/ストロボ: 

CMSの方は、今、PROFILERやProfileMakerのDEMO版で、その中の機能を確認している所です。
こちらは、DEMO版なので、実際に、ファイルの保存等ができませんので、評価してみる事はできませんが、機能なら、ある程度調べる事ができます。

ちょっと、CMSから離れて、ストロボ関係で実験をしておきたい事項があったので、それを、しばらく掲載しますね。

という事で、隠れアイテム550EX(メタルスライム のような感じですかぁ〜)の評価です。

こちらを参照してください。

[本記事は削除されました 2007.11.24]

バレエ/ピルエット: 

日曜日は、ピルエットが、少し復調。

バーレッスンの時にから、足先前の重心という事を、注意してレッスンしてみたのが、良かったのかも。

よく考えれば、最近のピルエットは、アンデオールに関しては、いかに、立つかの その一点に絞られます。回転というのは、あまり重要ではありません。立てたら、周れる感じです。

アンデダンの方は、いかに、インに集めるか言う感じです。

-1月27日(火)-

写真/ストロボ2: 

多灯撮影の実験のその1です。

[本記事は削除されました 2007.11.24]

次回は、アンブレラがこれに加わります。

バレエ/ピルエット: 

アンデオールは、大分、元に戻りつつあるかも。

先生が、他の人にピルエットを教えているを見て、それをまねしたら。
そうそう 左のアームスを持って来るのが、遅い事を自覚して、周ったら、結構、昔の感じが戻ってきた。

-1月28日(水)-

CMS/色相評価: 

ProfileMakerとかのプロファイルエディト方法を見ていて、思いつきました。

もし、色を、HSB(色合い/彩度/明度)表記で表した場合、一番重要なのは、色合いになると思うのですが、その色合いのみが、どのような偏差を取るのかの評価をしてみました。

評価を行うに辺り、色相が万遍なくプロットできるような、基準色の選択が必要となりますが、ここでは、以下の物を利用しました。

日本色研事業株式会社 新配色カード 199a の vivid tone 24色相

まぁ、元の色を、PhotoShop上で、単に、Hを360度を24分割して作ってもよかったのですが、やはり現実の色がある方が良いと考えましたので、この配色カードを i1で測色して それを基準値としました。

左の上から右下隅に向けて、色番号を V1〜V24となっています。

右端の、グレエは、マクベスチャートに、紙色と黒-10、黒 の3色相当を加えた物で、この値は、特に今回の評価では、関係ありません。

用紙は、とりあえず一番成績の良かった、PICTORICO HIGLOSS にPM4000PX 印刷最高モード(スーパフォト/双方向印字なし)で印字しました。今回は、印刷した用紙は、30分ほど置いてから、一回のみの測定をしました。
よって、少し、データに関しては、信頼性がおけないかもしれませんが、結果は、以下の通りでした。

色相の番号は、V4から始まっていますが、これは、単に、色相が角度指定なので、値の小さい物からグラフ化したにすぎません。

データの基準値と、印刷した測定した結果は、グラフ上は、上記のようになり、全く問題が、ない事がわかります。

このグラフは、とても優秀だと思うのですが、どうも、i1は、これから類推する限り、内部的には、HSB相当のLCH表記の、色合いについてカラーマッチをさせるのを一番重視しているんじゃないかとも、思えてしまいます。

これは、同様に、色相以外に、輝度、彩度に対しても、グラフを作成してやれば、どれを重視しているか わかるんじゃないかなぁ〜と思う。

ちなみに、PROFILER/PROOFでは、輝度、彩度に関しては、このグラフを自由に変更して、プロファイルエディトが可能です。
ProfileMakerでは、輝度、彩度共に、変更は可能ですが、ポイント指定の変更となり、グラフでの変更は、PhotoShopのようなトーンコントロールにあり、それも、RGB指定なので、PROFILERみたいな使い方は、できません。

よくよく調べて見ると、ProfileMakerは、PRFILERに比較して、あまり、洗練されたユーザインターフェースにはなっていないように思えます。

購入するなら、PROFILER(GOLD)かなぁて 気もしています。

なお、どちらのツールも、上記 色相のグラフを出して、グラフレベルで編集する機能は、ないようです。(当然?)

以下に 海外での販売価格を掲載しています。

しかし、通常だと、MonacoPROOF 3.7 / X-Rite DTP-41UV Bundleを購入するんでしょうね。

MonacoPROOF 3.7 / X-Rite DTP-41UV Bundle 2845
X-Rite DTP41UV 2845
MonacoPROOF 3.7 1650
MoncoPROOF 3.7 / GretagMacbeth EyeOne Pro Spectrophotometer 3000
GretagMacbeth EyeOne Pro 1545
MonacoPROFILER 4.6 Gold 2950

私が購入するとした場合、海外のサイトから直接購入しようと思っています。

なみに、x-RITE社の日本代理店が、なんと、私の会社から、歩いて行ける所にありました〜。

Monacoから購入するのでなく、代理店のある、x-RITE社から購入しようと思っています。

ハードの方は、ちょっと、恐い気もするが...

とか、いいながら、真っ先に購入するのは、新EOS-1D ですが!(これで 当面カメラの購入は 終了です!)

(やっぱり 気になって ごしょごしょ 計算 けいさん)

彩度についてグラフ化しました。

あ〜、彩度の方は、V5からV9辺り(黄色の辺りですね)が、基準値に比較して 彩度が弱い事がわかります。この辺りを改善したら、もっと、△Eが小さくなると思われますよね。こういう、評価グラフが、プロファイルのエディター上で表示されれば、本当に、一目で、プロファイルを編集する箇所がわかりますよね。これなら、PROFILER/PROOFの彩度エディト機能を使えば、完璧に補正できてしまうと思います。

ここでの彩度は、定義がどうだったか、忘れたので abグラフ上で、原点からab点までの距離として、作成してあります。
距離が大きい=彩度が強い=値が大きい= ハデハデな色〜

デジタルカメラマガシンのカメラ評価などで、このグラフはよく使われているので、カメラと比較すると、とんでもなく、良いグラフと言うことになります。

まぁ〜、このCMS機器だけで、30万もする事を考えれば、当然かも 知れませんが....アウアウ。

-1月29日(木)-

EOS-1D MarkU: 

私にとっては、震えるようなスペックで発表されました。

しかし、イマイチ心配なのは、800万画素で、バッファーオーバ待ち時間発生になる事は、ないんだろうかと言う事です。

RAWでは 20コマバッファですが、あれは、あくまでも、ASA100での仕様だから、私の常用感度ASA800だと、バッファが16コマくらいになると考えています。

そうした場合、実際には、待ち時間発生と言う事にはなると思うが、これは、仕方なしだと思う。

それよりも、このカメラ一台で、ポーズ写真、集合写真、本舞台撮影の全てが まかなえる事は とても心強いです。

フラッシュも ようやく 露出制御が 改善されたようで、楽しみだし、う〜んと今、データを作成している物は、過去の物となるんだろうか!

私的には、ヒストグラムが輝度だけでなく、RGB値が見られるようになったのが、とても使いやすくなったと思う。
これで、思う存分、ギリギリまで、露出を稼ぐ 事ができそうです。

しかし、1Gで 約125枚しか 撮れない。マジ MarkUからは、IEEE撮影にしたいと思う。幾らなんでも、EOS-1Dの持っているバグはなくなったと思うし。

後は、FVUが一新されたようなのだが、私としては、やはり、C1DSLRの 肌色再現には どうしても 太刀打ちできないような というか 色作りのコンセプトが違うので、C1DSLRを使って行くと思う。

しかし、しかし、本当に、舞台撮影にとっては、究極のカメラだと思う。(音が静かければ ベスト!)

私にとっては、最終カメラです。このカメラではあれば、後、どんなカメラが出ても(ある思いはあるけど...)、10年くらいは使って行けそうです。

ピクトログラフィ 320dpiで A4(若干小さめ)サイズをカバーできるという事は 通常のA3サイズは 全く余裕でカバーできると思う。

という事で、現在の1Dを25万(悪くて20万 ゲッ!)で売る事を想定し、ポイント制ではない 安いカメラ屋さんで 実売 50万と予測して、さきほど、予約! を入れました! 現在のEOS-1Dも そこのお店で購入したし、そこで、1Dを同時に下取り売却して 購入予定です。
→ とょっと危険ですが、10Dも売り飛ばして しまおうかとも 思ってしまいます。が、リスクマネージメントの観点からは、どうしても、もう一台必要だし...(まさか 1年に2台の Mark-U 買わないよね > 自分へ)

4月発売という事なので、うっうっ 5月最初にある 70名ほどのバレエ発表会で 初撮影になりそう。
やっと、バレエの写真も これから どんどん変わって行くのでしようね。

もう、A3写真にも 制限を入れなくて 心おきなく写真が撮れます。
ちっちゃい子供も また 心置きなく トリミングして 大きくできます。

バレエでは、舞台全景を撮るシーンも 結構あるし、そういうシーンは、よく、先生の方が、お教室に飾っておく為に、大きく引き伸ばされる場合もあるので、是非必要だったんですよね。

ただ、A3サイズ以上を必要とする風景撮影には、このカメラでも、まだまだ、(空間周波数の問題で)解像度不足だと思う。
風景撮影には、連写性能とか、落とすべき箇所は 落として、絶対的に必要な 解像度を 2000万画素以上の物を 50万以下で出したら良いと思うのだが。

私の断言したした通り、D2Hの2年先を行っているCanonさんが ほくそ笑っていると思っていたら その通りになってしまったと思います。

皆さん バレエ写真の仕事 くださ〜い。びつくりするぞぅ〜。ひかえおろう〜 この紋所が見えぬかぁ〜 i1でおらせられるぞぉ〜 もあるし!

9月に予定の 私の通っているバレエスタジオの 発表会は 本番撮ろうかと思ってしまっています。
こっちは 発表会物では 最終ターゲットにしている所なので 最後に まわしていたのですが ある程度 熟した感じかなっと思っています。
→ こちらは 発表会と言えど 出ている人は あちらこちらの バレエの先生が 70%以上。 

ひさびさ ピクトログラフィ購入した時くらいに 興奮しました。

EOS-1D Mark-U + C1DSLRpro + i1 +ピクトログラフィ

まじ〜 高いでぇ〜。でも デジタルカメラマンとしては 夢の組み合わせでは ないかしらん と思ってます。

-1月31日(土)-

CMS/徹底レビュー EPSON絹目: 

i1でのCMS評価として EPSON絹目 を 評価しました。

[shopPLIE]参照して下さい。

他の用紙も こんな形式でまとめて行きます。
また、ここは どうなんだぁ〜 というご意見も あれば メール等で 聞いてください。

こんなレビュー記事は、世界的にも 珍しいかも...


Fin