Nikon Z9 + ZFc =未来

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ZFc が2021年7月23日に発売開始となり、Z9が2021年10月~11月頃にリリース予定とされていますが、どうしても考えてしまう事があります。

Nikonミラーレス機の立ち位置

ZFcのインパクトについて

どうもyoutuberなどを見ていると、恐ろしく広範囲のユーザ層に売れる模様。
年代も若い人・おじさん・おじいさん。
カメラの習熟している者も初心者も。
特にすごいのは、現在のメインカメラが他社製メーカを保持している人達でさえ予約注文している事だと思います。
Sony Canon Fuji Olympus Panasonic 等他社カメラの利用ユーザが購入するなど、かつてあり得なかった事が発生するようですね。

考えてみて下さい。
メーカとしては、自社製品を使っているユーザが他社のカメラを購入する
というのは、ものすごくインパクトある事だと思えます

カメラ以外も含めて全ての製品がそうですが、自信のある製品を作ってもそれを実際に使ってもらわないとその製品の良さがわからないという思うがメーカにはあります。
Zfcは、他社メーカを使ってるユーザがNikon製品を購入してアピールしてくれる事になります。

これによって、他社製品とNikon製品の比較がされ、広くNikonの真の実力をわかってもらえる事になります。
また、メーカととしても広いユーザ層からの意見も収集でき、それが次期製品へのステップアップへの課題になるとも思います。
もちろん、製品が比較される事で、
「Nikonのカメラはダメな事が多いね、やっぱり外観だけで、写真は今までもっていた他メーカの製品がよい」という意見も出てくる可能性はあります。
Nikonとしてもそういう悪い評価が広いユーザ層に広まれば、それは逆に自分の首を締める事にもなりかねないとの逆な危惧もあるかも知れません。

但し、既にZfcは過去の実績である クラシカル・スタイルデザインでフルサイズのDf とZ50で画質などが評価されているので、その危惧は少ないと推測されます。

とにかくNikonの実力が広く知れ渡る事が大切でそれが十二分に達成されるでしょう。

こんな事は、他社のカメラではかつてあり得なかった事だし、今後も発生しずらいと思います。

Nikonは恐らく、このクラシカルシリーズの後継製品を出すと推測します。
私としては、F3Goldバージョンなんて出てくるのではと思ってます。

Z9のインパクトについて

Zfcは写真の底辺をケアする意味で十分なインパクトがあります。
一方Z9は、写真の頂点をリーディングするという製品です。

今まで Z7 / Z6 というように、画素数という技術的な違いで製品を売り出して来ましたが、今回は、
ユーザ数が多くどちらかと言えば気軽に撮影を楽しむという底辺領域と
ユーザ数の少なく限られた専門領域の写真をがんがんに撮るというトップ領域
の両端からマーケットを攻めているように見えます。

この事は、非常に良い戦略だと思います。
Z9並の製品は、他社でも製品化され、基本の技術スペック的には大きな差別化はされ難いのではないかと思います。
Z9はどちらかと言えば、従来のNikonのプロユーザをケアし、技術としての旗印となる事が求められていると思えます。