〜Color Chart〜

(本ページに掲載のデータは、自由に使用可能ですが、公共に触れる箇所に掲載の場合には、一報お願いします。)


1vivid tone24EX

私の色評価として 使っているものです。オリジナルチャート(vividtone24EX)を作成しています。

元は以下の配色カードです。
日本色研事業株式会社  新配色カード199a  650えん (安いから 皆も買っておくよ〜に)
vivid tone 24色相(v1〜v24)
Lot no. 00206 (LotNO)

このvivid toneの特徴としては マンセルの色相表で 360度に ほぼ 万遍なく 色が配色されている事で、色の偏りを全体的に、把握する場合には、有効だと思えるものです。
よくデジタルカメラの 色評価で この配色カード(同一かどうは わかりませんが)が使われているようです。

本配色カードは、厳密に作成されているとの事だが、LotNoによって、多少は、色の変動があると断り書きがあります。
上記配色カードを、i1で測定したデータを元に、Lab値でテストチャートを作成。
チヤートとしては、オリジナルの物と完璧には、一致していないかも知れませんが、写真レベルでのdE計算においては、ほぼ無視できると考えています。

チャート上の各パッチの呼び名は以下のようにしています。
vivid toneの箇所は 左隅上 v1で 順次 右下隅に向かって v24
右端のグレエの箇所は g0〜g9

チャート右端グレエの箇所に関しては、g0からg9に対して 以下のような観点で作成してある。
1番目: 紙色 (これ以上は 白くする事ができない部分。一番、蛍光増白剤の影響を受ける箇所でもある)
2番目〜7番目:マクベスチャートのグレエ6色部分を i1で測定し、輝度情報だけを流用し、ab値は、ニュートラル 0 とした色を作成
8番目: (L,a,b)=(10,0,0)
9番目: (L,a,b)=(0,0,0) 真っ黒。 これ以上は 黒にできない物。

なお、上記サンプル画像データは、元のLabデータをsRGBに変換した物に対して 若干USMをかけて、参考に掲載しているだけで、全く厳密なデータではありません。

各パッチの色データは、Lab値で以下の値としています。
なお、計測時には、小数点以下のデータとなっておりますが、PhotoShopでは、整数値しか与えられないので、小数部1桁目を四捨五入しております。

Name

L

a

b

v1
47.0
59.0
11.0
v2
52.0
71.0
27.0
v3
57.0
70.0
42.0
v4
64.0
61.0
58.0
v5
69.0
47.0
69.0
v6
77.0
29.0
71.0
v7
82.0
15.0
81.0
v8
86.0
4.0
89.0
v9
85.0
-11.0
82.0
v10
72.0
-23.0
66.0
v11
62.0
-49.0
41.0
v12
58.0
-57.0
22.0
v13
54.0
-56.0
13.0
v14
49.0
-56.0
-4.0
v15
47.0
-44.0
-21.0
v16
45.0
-29.0
-29.0
v17
44.0
-16.0
-38.0
v18
42.0
0.0
-45.0
v19
41.0
10.0
-45.0
v20
42.0
17.0
-39.0
v21
42.0
25.0
-35.0
v22
40.0
33.0
-29.0
v23
42.0
43.0
-13.0
v24
45.0
60.0
-1.0
G1
紙色
紙色
紙色
G2
96.0
0.0
0.0
G3
81.4
0.0
0.0
G4
66.7
0.0
0.0
G5
51.6
0.0
0.0
G6
36.0
0.0
0.0
G7
20.4
0.0
0.0
G8
10.0
0.0
0.0
G9
0.0
0.0
0.0

2GretagMacbeth ColorCheker Color Rendition Chart

次は マクベスさ〜ん お願いしま〜す。

これは、説明するまでもありません。

他との条件を同じにする為に、i1Proで実測した値を掲載することにしました。(20040322)

No

L

a

b

1
38.4
13.3
14.5
2
66.3
16.7
17.9
3
50.1
-4.4
-22.7
4
42.9
-13.6
22.6
5
55.4
7.8
-24.2
6
70.2
-32.1
0.4
7
60.7
32.6
57.8
8
39.2
7.4
-41.5
9
51.5
46.6
16.3
10
30.1
22.8
-22.5
11
72.1
-22.7
56.4
12
71.8
21.0
66.5
13
28.3
14.9
-49.0
14
54.1
-36.8
31.9
15
41.4
56.1
27.0
16
82.0
3.9
78.1
17
51.8
48.5
-13.8
18
51.3
-28.3
-28.4
19
95.0
-0.3
3.5
20
80.3
-0.9
0.9
21
61.6
-0.4
0.1
22
51.6
-0.9
0.1
23
36.6
-0.9
-0.7
24
20.7
-0.1
-0.6

3Kodak Color Separaion Guide and Gray Scale (Large) 及び 銀一

私が 有名な コダックグレイチャート どす。 

銀一チャートは、私が実際に、現場でグレエバランス用に写しこんで、現像時に使っています。

このチャートは、一時期、デシタルカメラ以前に、フィルムのスキャナー時代の評価には、よく使われていましたが、最近は、カメラ雑誌でもほとんど見かけませんね〜

自分で利用し易いように、折り曲げて上記のようにしてみました。

一番後ろは、銀一のグレエチャートのデータを掲載しています。

Name

L

a

b

A
96.4
-0.5
1.8
1
87.6
0.1
1.6
2
79.5
0.4
0.9
3
71.8
0.5
0.2
4
65.4
0.4
0.0
5
59.8
0.4
0.3
6
53.2
0.4
-0.3
M
48.5
0.4
0.0
8
43.9
0.0
-0.2
9
39.3
0.3
-0.1
10
35.5
0.2
-0.2
11
31.9
0.2
-0.7
12
28.2
0.1
-0.7
13
25.4
0.3
-0.7
14
22.1
0.2
-0.2
15
19.7
0.4
-0.2
B
17.1
0.4
-0.5
17
14.6
0.2
-0.4
18
12.5
0.0
-0.2
19
10.9
-0.1
-0.1
銀一
54.6
-1.7
2.1

3各チヤートでの白色スペトクラム

各チャートでの、白色を紙色と考えて、分光分布(スペクトラム)を測定してみました。
特に、440nmあたりの上昇と、380nmあたりの落ち込みによって、蛍光増白剤の影響がわかります。

基準値は、私のi1proのキャリブレーションで使用される 白色版の分光分布です。さすがに、平坦で優秀です。
i1proでは、初期データのこのキャリブレーション値が、測定器毎に記憶されており、常にキャリブレーションを取る事で、測定器のバラツキを自動修正しているとの事です。

kodakは、コダックグレエチャートの A の箇所のデータです。かなり優秀と思えます。
Macbethは、同様に、白色の箇所ですが、急な落ち込みがあるのですが、440nmあたりの上昇は抑えられており、判断がつきません。蛍光増白剤特有の 落ち込みはあるものの、その落ち込んだ量の440nmあたりの増長がありません。

経験値的には、コダックチャートを写しこんで、現像ソフトでグレエポイント指定を行うと、若干マゼンダ被りになる場合があるようです。
銀一チャートの場合は、そのような場合がありません。

これは、コダツクのチャートそのものが、反射しやすい特性があるので、撮影時の、光がチャート上で微妙に反射してしまっているのかも知れませんが、実際の所は、経験値通りのようです。


注意事項

観測光源は、照明タイプAですが、測定データとしては、D50 2度視野 の狭角タイプになっています。

i1proは、とてもセンシティブです。同一の紙を測定しても、紙の場所の相違によって、測定データが異なります。
ここで示した、元となっているパッチそのものは、購入後、いずれも数年以上が経過していますので、本来の色が発色していない可能性が充分にあります。
このデータが、唯一のデータと判断するのでなく、これは、あくまでも、PLIEの持っているパッチが、このようなデータ値になっていると判断して下さい。


Fin