仕事関係記録

BALEET[バレエ] JOB[仕事]

昨日は埼玉県北本での仕事でした。

撮影記録

撮影位置は観客席後方から2列目。
ビデオさんが到着した時にビデオさんはもっと前で撮影すると言っていたのだが、再度後で見に行ったら我々の仮位置の直ぐ前に位置取っており、少しギクッとする。
ビデオさんは、座席に座って撮影して、かつ座席の段差が高めだったので、その位置でも写真の視界とかぶさらなかったので問題なし。

電源後方観客席両脇。15mの電源ケーブルでは実質足りない。
座席を立てて撮影するには、座席が不安定。
今後は車移動なので、ある程度座布団系も用意しておこうと思う。
ホールは昨日と連続で借りられていたので、昨日機材の半分を持ち込み、ポーズ写真のセットや、観客席内での三脚の仮設置済みで、本番日はスムーズに作業進行。
今回は、私の所で使うのは初めての新人アシスタントさんを入れての3人の撮影。
新人アシスタントと言っても、バレエの撮影に関しては、20年を越えている人。

ストレスの軽減

私のこの仕事の基本は、自分も含めアシスタントさんにも最良結果を得る為に、可能な限り最新の機材・最高の機材を用意する事。
また仕事を他人に行ってもらう為に、作業内容が整備されている事かつモチベーション高く撮影してもらう事が大切だと思っている。

以前X-T2で顔写真を撮ってやはり肌色の優秀性とバレエの個人ポーズ写真程度なら撮れるかもと思って、今回ポーズ写真に投入したが、ポーズ写真程度でもやはりAF性能に関してアシスタント主体の撮影にはストレスがある事を確認。

α9を考えたいたが、私が1番の価値を置くこのストレスのない撮影という観点では、ポーズ写真程度ではOKかも知れないが、舞台撮影では静音と言う事以外は、価値を見いだせない。しかもポーズ写真では静音は無意味。
趣味には高すぎるしね…

基本的には、ニコンのD810の次機種を考える方向へ。
ニコン4台体制が1番パフォーマンスが高いと思える。

今回経験の長い新参アシスタントさんに D810+最新70-200mmで撮ってもらったが、カメラの背面液晶に表示される内容が、とてもよく関心しきりでした。

D5等NikonやCanonカメラメーカのフラグシップ機とそれ以外のミラーレス(α9含めて)およびミラーあり含めて、私にとって一番の目的は、ストレスなく撮影できるという事です。
それはとりもなおさず、シャッターレスポンスです。
私の仕事では、カメラまかせの20連射よりも、指5連射ができることの方が、このストレスの軽減には効果が高いのです。
残念な事ですが、スポーツ系統やシビアな報道系統に生きている人たちにはわかってもらえるのですが、どうもその他のカメラマンには、その事がなかなかに理解されずらいようです。その意味では、EOS 5D4 なども適していません。

プロと言っても様々です。
経験が長いだけの名前があるプロカメラマンが少なからずいるのが現実だと最近思った次第です。

1カットに生きるカメラマンとそれ以外のカメラマンには、カメラの選択肢に大きな隔たりがあると思うのが最近です。

舞台撮影でも

世の中の人々の中には、舞台での集合撮影でデジタルカメラでストロボなしで、行った初の人(あるいはそれに近い人)が私そのものである事は知られていない。
(多分高確率で)

その事にはいろいろなノウハウが隠されていますが、そんな事は誰も評価してくれない。が、舞台撮影ほど、デジタルとしてのノウハウがいる仕事はないのではないかと、つくづく思う最近。

私の思う事は、舞台写真の中で、画像品質とカラーマネージメントについてきちんと理解して実践している人たちは、例外はあるが少ないと思っています。

多分、バレエという動を撮影する事、その撮影した内容を最適に最終写真に結び付ける事のトータルなプロセスに関しては、ある程度自信は持っています。

昨日の舞台

昨日の舞台撮影は、すでに10年以上撮影しているお教室。
私の写真の仕事に関しては、私が気兼ねなく自由にやっている所。

私のやっていることは、自分だけでなくきちんと撮影アシスタントに必要な情報を提供しつつ、私のやろうとしている仕事プロセスを理解し、それにもとずいてやってもらう事。

第一アシスタントは、自分でもこの界隈の仕事をメインで行うようになってから、やっと、自分の立ち位置を理解しつつあると感じるようになった。

人に使われる立場と、人を使う立場、その片方しか経験していないのであれば、なかなかに仕事の完成度は低いと思う。

人を使う立場を経験して、人に使われる立場になって仕事をしだすと、作業内容が変わってくる。

今回の撮影において、私は生まれて初めて主催先生の舞台を見る目が変わったこと感じた。
それは、先生が舞台照明で「ある照明で人の顔に光が来ていないことや舞台が暗いという事にを照明屋さんに注文したりしていた」事でした。
この事は、私の経験では、生まれて初めて経験でした。

本来は映像として残す以前に、照明で何を観客に見せるのかを考えなければならないと思っています。
特に、発表会は公演とは異なります。
きちんと個人としのて照明が必要であるといった論法を持つ主催者は皆無です。

昨日の撮影では、30分程度の余裕を見て出発したつもりでした。
ところが、10分ほど走ってから、静穏機材を忘れているのにきずき取りに戻りました。
結局現場に到着したのは、8時20分というベストタイミング。

また、帰宅時には、すべての機材を積み込んで(約80kくらいか)、さらにアシスタント2人を乗せて内輪の食事会にGo。

ひぇ〜さすがに軽自動車には重い。
いつも 感覚的に5mmくらいペダルを踏むだけで、スムーズに発進するのだが、1cmくらい踏み込まないと、発進しない。

アシスタント2名を連れて、15分程度の「とんでん」という所で夕食。
アシスタント2名は、穴子丼と茶碗蒸しと生ビール! (オ〜イ)
私は、お寿司の軽めの盛り合わせと、お水!
ヒ〜!って感じでした。

でも「とんでん」の寿司は、かなりおいしかったです。

第1アシスタントと私の自動車内の会話に、第2アシスタントが笑いが止まらなくなっていた模様(・_・)

食事を終了して、アシスタント達を最寄り駅に送って、私は、深夜の高速を使って帰宅。
途中高速PAに立ち寄って、後部座席に積んである機材を再度積み替えて、自宅にむかう。
深夜高速は初めて。
皆さん100〜120kmクラスでガンガン飛ばしていることに少しおやっと思った。
私は、100kmクラスで運行しているトラックと車間距離を大きくとりながら運転。

ただ、ところどころで、自分一人しか見えないようなところもあり、その箇所は、ハイビームで走行。
やはり高速ではハイビームが標準でもええのんちゃうの〜って思う事も感じた。

なかなに体験一杯の一日でした。