トゥーシューズでなくても
私は男性でトゥシューズは履きませんが、既に35年以上バレエ界隈で女性の踊りを見てきました。
女性にとって トゥシューズ は 過酷だと思います。
国際的なスポーツIDAMS(国際ダンス医学協会)によってトゥーシューズ可/不可の基準が設定されています。
(以下引用より)
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1. Not before age 12.
→ 12歳以上であること
2. If the student is not anatomically sound do not allow pointe work.
→ 解剖学的に健全であること
3. If she is not truly pre-professional, discourage pointe training.
→ プロになることが前提であること
4. If she has weak trunk and pelvic (“core”) muscles or weak legs, delay pointe work.
→ 体幹と骨盤(コア)の筋肉や脚力が弱い場合は、履く時期を遅らせる
5. If the student is hypermobile in the feet and ankles, delay pointe work .
→ 足や足首の動きが正常であること
6. If ballet classes are only once a week, discourage pointe training.
→ 週1回以上のレッスン頻度であること
7. If ballet classes are twice a week, and none of the above applies, begin in the fourth year of training.
→ 週2回のレッスンで、①〜⑥を全てクリアしている場合は、4年目から
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日本ではプロバレエ団体に所属の多くのダンサーでさえ、私の目からすれば、足の骨格的に不適切な人がほとんどだと思っています。
女性だから、トゥーシューズというのは、幻想・あこがれめいた物があると思いますが、踊りという観点から言えば、別段バレエシューズで踊っても良いのではないかと言う思いがとても強いです。
日本バレエは特殊すぎだと思います。
子供にバレエを習わせる親に正しい知識がないのが、その事を助長しているんだと思います。
2025年5月5日