舞台の集合写真とわ(特別公開)

BALEET[バレエ] PHOTOGRAPH[写真] JOB[仕事]

20161124-001

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[お教室]

KidsDanceM バレエスタジオ 2016年の発表会から 集合写真
ジゼル役は、2016年埼玉TV主催のプリンシパルコンペティションで総合グランプリ1位をとられた 佐藤優美さん。
ゲスト男性ダンサーは東京バレエ団の方中心にサポートされています。
私のBallet Blogに他の写真もありますのでよろしくお願いします。

[撮影情報]

撮影カメラは、Sonyの代名詞7RM2(+70-200mmF4)という超高画素カメラです。
この写真は、最終的にPX-H6000というプリンタでA2サイズで印刷していますが、印刷物は特に問題ない画質と思えます。
WEB画像程度では、こんな画素数は必要でありませんが。
撮影データは、絞りF8  シャッター速度1/30S で ISO800 くらいでしょうか。
(7RM2ではAFの関係で、それ以上絞ってしまうとコントラストAFになる事もあります。まぁマニュアルピントで良いという話もありますが…)

当然撮影はRAW。
それをCaptureOneProで仕上げています。

自然光でなくタングステン光下でのISO高感度は、RAW現像をするとしても、結構厳しいものです。
舞台照明だけでは、背景の灯りはかなり落ち込んでいますので、何もコントロールしなければ、写真のようにはなりません。
背景の輝度は明るくしています。
更に、衣装の白を飛ばさない程度に明るくします。

通常は発表会では、もっとパキパキに白は白 肌色は肌色として現像しますが、公演的要素を感じてもらう為に、敢えて色温度は、赤み系統を残して現像しました。

こちらのお教室の集合写真は、一般的な全員が正面を向いて、ひな壇に乗って…と言うスタイルの物は作成しません。
発表会で演じられる物から少しアレンジして写真のようなポーズを伴った集合写真を作成しています。

舞台演技中のものでは、どうしても、
・全員の配置に関して前後距離を取ってしまう事
・ピント的に充分な鮮明さを期待できない事
の為に前後の距離を詰めています。
また大概このような全体ポーズだと、センターが奥になり、舞台照明から外れてしまいがちにもなります。
横への広がりがありすぎると最終的に写真にした場合、人が小さく写ってしまう為に、横方向もなるべくセンターに集まってもらいます。
撮影で1番気にする所は、リフトアップしている男性がしんどくならないように、テキパキと撮影する事でしょうか…(^^;)
もちろん1カットだけの撮影では、全員の目が開いているとも限らないので、その為に数カット撮影します。(カメラ連写で撮るという方法もあります)

こういう集合写真(=ポーズ集合写真 と言うのでしょうか)は、他のほとんどのお教室では行われていません。
ポーズ集合写真は誰かがこういう提案をしなければ昔ながらの正面+ひな壇の集合写真になってしまいます。
バレエは踊り、ポーズを伴った物です。
ポーズ集合写真は、より記憶に残り、素敵なのにと思っています。

補足

フルデータを見たいと写真家さんからご依頼がありました。
等倍の全体データを出すと発表会クラスの写真で素人の人達が沢山写っていますので、ちょっとアレなので、部分的に等倍データを以下に用意しました。
さすがに等倍データでは、厳しいですが、印刷上は全く問題ないのであります。

クリックした画像の方が画像品質は良いです

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