Nikon D5 ネットワーク(有線)で使う#1

PHOTOGRAPH[写真]

Nikon D5をネットワークで使う事を少し評価してみました。(過去版日記の再掲載)
有線としてLanケーブルでカメラをネットワークに参加させてできる機能は、特にオプショナルな機器を購入する必要はありません。無線環境で構築する為に、別モジュールである WT-6 という物が必要となってきます。

性能的には、ネットワークで接続でなく、仕事で常時使っているUSBケーブルでパソコンとテザード接続しCameraControl pro で接続するのが1番高速の模様です。

ここでは、1番よく使うと思われる D5 と パソコンあるいはスマホ(テストではipad mini4)とプラウザー接続する場合を試してみたいと思います。クライアント側には特に必要な機能はありません。

HTTPサーバで接続してみます。
これは、D5がHTTPサーバとして動作し、D5と接続されたネットワーク環境内にある、他の機器はブラウザーを通して、D5のHTTPサーバを参照するという形になります。

A. D5 —-(有線Lan)—-無線Lanルータ—-(有線Lan)—-パソコン[ブラウザー]
—-(無線Lan)—-ipad mini4[ブラウザー]

接続形態は上記A.のようになります。
ブラザー側では、ビュウワー or ビュウワー&カメラ操作 などのモードが利用できます。

20160424-010a

上記は、ビュウワー&カメラ操作 時の画面を表しています。(こごてはipad mini4の画面をキャプチャーしています)
カメラ側で撮影した内容は、即このビュウワーに表示されます。
表示性能は、有線で接続されたパソコンでの表示が速く、1秒程度。
無線接続されたmini4では、1.7秒程度 です。

カメラ本体のデータそのものはmini4には送られません。
ビュウワーモードにして、画像を選択してその端末にデータをダウンロードするという形になります。

表示に関しては、撮影時の画像モードの大きさに関係なく RAW でも JPG(BASIC)も相違は誤差程度で同じだと思います。

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もちろんmini4では、OSレベルの画像拡大等もでき、表示画面にフルに表示させる事もできます。

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LV(ライブビューモード)にすると通常のLVモードと同じになります。
AF領域を指定してやると、そこにAFポイントが移動します。

LVの表示は、クライアント側と同時にカメラ側でも同時表示を行わせる事ができます。

例えばwifiカードと同じような事つまりは、撮影画像を撮影のタイミングどんどんパソコン等に入れたい。
RAW+JPEG撮影の内 JPEGだけを 送りたいなどのような事は、
パソコン上にFTPサーバを稼働させれば実施できます。
しかし現在ios側の純正ソフト・アプリで同様の事はできないようです。

まぁ私の仕事では カメラを定位置で使うのではあれば、カメラ側にオプション機器を接続しなくても、カメラ+有線+無線ルータ
を使えば、ipadに画像表示を シャッター押下後 約1.5秒後には表示が行えます。
この時間は 微妙に遅いかも…

時間的な余裕のあるポーズ写真の確認で 無線モジュールを付けて 使える可能性があります。
明日Nikon屋さんに無線モジュールを借りてきて その辺りの性能を評価してみたいと思います。

性能

以前 D4S + WT-5 で評価した時 アドホック接続つまりは カメラとそれ以外のパソコン等を接続した場合の接続送信スピードは、54Mbps でした。

今回 D5 + WT-6 で評価した所 150Mbps がカメラ側から出ている事を確認しました。
という事は 従来 54Mbps=7M/S 今回WT-6で 約19M/S が出ている事を伝送上確認しました。

RAWデータが1枚 約20Mbyte 程度なので、特には問題なしと思えます。

HTTサーバモードで カメラと直接ipad mini4と接続してみました。
これは、全く問題ないスピードでした。
カメラを直接無線Lanルータに接続した時に 変わりがありませんでした。

但し イメージビューワーモードで接続すると 約2.5秒/枚 かかったように思えますので、引き続き調査します。