Nikon D5 リモートコントロール(WR-R10)

PHOTOGRAPH[写真]

無線モジュールの WR-R10 + WR-A1 のセットを D5とD4Sに接続させて評価しました。

D5マスターの場合には、以下のモード設定が行えます。
A1.常時連動 + Fnキー同時押下シャッターのみ非連動
A2.常時非連動 + Fnキー同時押下シャッターのみ連動
この場合は、リモート側のみのシャッターをマスターからはきる事はできません。
常にマスターのシャッターをきるタイミングで、リモート側を連動させるか非連動にさせるかを決定できます。
まぁ舞台撮影では、A2のモードにて全景用にリモートを設定しておけば、マスター側でリモートをコントロールして使うのが一般的でしょう。

D4Sマスターの場合には、残念ながらD5マスターと同じようにはできません。
B1.常時連動時 + Fnキー同時押下シャッターのみ リモート側のシャッターをきる(マスターのシャッターはきれません)
→ Fnキーを押さなければ マスターもシャッターがきれます。
B2.常時非連動 でFnキー押してマスターをコントロールする機能はありません。

要は D4Sマスターの時はリモート側は必ずシャッターが連動してきれてしまうのです。
この使い用途は 想像ができませんね…

と言う事で、私がやりたいのは舞台撮影用ですから、リモート側にD5を担当させて、マスターをD4Sにしたい事ですが、できません。ひぇ~。

なお WR-R10以外にも WT-6 同士での連動モードもあるようですが これは未調査です。

20160509-010a

ちなみにWR-R10同士でどのくらいの距離が連動できるかは、上記のような見通しの良い所では、約30m離れても特に問題なく連動できました。上記写真はリモート側で撮影したものです。
D5をリモートにしたい理由は、画素数が大きい事、AF領域が広がっている事(25点AFにでもしておいてAF領域の下の方を狙っておけば良い)、露出の高輝度優先モードがある事、高ISO感度のノイズ特性がよくなっているので、F8レベルが使えるフェーズが多い事
などの総合観点からです。

やっぱりフットレリーズですかね~(^_^)