全てのミラーレスで確認はしていませんが、ミラーレスのセンサー上でのAFに関しては問題があると思えます。

像面位相差AFに関してはこちらのサイトが詳しく解説しています。

位相差AFでは、レフ機では大型のAFセンサーユニットは別立てですが、ミラーレスは所詮小さなAF領域で位相検知を行っており不利な状況があります。

そのフリな状況とは、恐らくAF性能になって現れていると思えます。
それに加えて、レフ機では、クロスセンサー配備で、被写体画像を縦横で位相差AFする為に、AFが誤る率が少ないです。
ところが ミラーレス機はその機構まで推測するしかありませんが、基本的に横方向のみ位相差AFになっていると思えます。

上記リンクに示した通り、像面位相差AFとレフ機の位相差方式は原理的には同一ですが、像面位相差AFはその位相検出をするセンサ間の間隔が短くかつ汎用センサーである事、レフ機位相差方式では位相差を検出する間隔を自由に配置しかつ専用センサーである事 が根本的な違いであると思えます。

Z7のマニュアルには AFの苦手なパターンとして横に長い物があると記述されています。
横方向にAFセンサーが働いていると思われます。
ちなみに横方向に伸びている被写体をカメラ縦位置にすると、難なくAFが合います。

不思議な事にこの事実は、位相差AFでないとしているLumix DC-G9でも同様の結果となっています。
もしかして DC-G9も明には位相差AF ではないとしていますが、そのパターン解析は位相差AFと同じような事をしているのかもしれません。

Sony機は手元にありませんが、Sony機でよく経験していた 雲にAFが合わないという件も ミラーレスの位相差AFに起因しているのかもしれません。

と言うことで、何を伝えたいかですが…

次世代ミラーレスはグローバルシャッターあるいはそれ相当は当然と思いますが、それ以外にこのAF方式を改善しない限りは、従来のNikon / Canon等一眼レフ機のシビアなユーザ要件は満たせないだろうという事です。

CanonのデュアルピクセルAFでも同じだと推測されます。

素人考えですが、AFセンサーを何も一眼レフのようにクロスタイプにしなくても良いと思えます。
ミラーレスのAFではAFセンサーは非常に沢山ありますので、現在はどうも隣合う二つのセンサーは全て横方向の位相差AFに使っているようですが、
隣合うAFセンサーを縦/横に交互に配置して、近接2点でクロスタイプAFセンサーの機能を実現できる可能性はあると思えます。(特許ネタ!?)
恐らくこれが精度的に有効です。
性能に関しては、物理的に高速CPUを使う事である程度の改善は可能と思われますし、ソフトウェア的なアルゴリズムも進んで行くものと思われます。
→ もしかして LumixのDFDは これを考えているのかもしれませんが…