Nikon Z50 購入前感想

PHOTOGRAPH[写真]

仕事では、D5 Z7 Z6 を使っていますが、元々、仕事カメラを仕事以外で使うには、心もとない気持ちがあります。

もちろん、気合い入れてドライブで景観の良い場所に行く場合には、フルサイズ+高性能レンズが必要と思っていますが、写真メインで撮影しに行く目的でなく、普段使いで、写真を撮りたい場合がありますよね。

そういう時にも、フル画素カメラで口径の大きいレンズ=値段が高いカメラシステムを常時持ち歩くのは、ちょっと厳しいと思ってます。
重さしかり、仕事で使うカメラを、もしも故障等を起こした事を考えてしまいます。

年間200日程度以上早朝ウォーキングをしており、その時のみ永遠に出会えないドラマチックな朝焼けを見る事もたびたびあります。
iphone8レベルでは、朝焼けを撮る事には能力不足で、小さく・軽く それでいてキチッと撮れるカメラを最近探していました。

一番小型で言えば、RX100シリーズです。
小さいし高性能。
ただし問題は、所詮1インチサイズのレンズ・センサーです。
また朝焼けというは、露出的にかなり微妙です。
マニュアル露出作業がしやすい物の方が良いのですが、RX100シリーズだと使いにくい。

またお値段もかなり高いです。
購入するとしたらレンズの明るい、RX100M5A。

4/3レンズのパナソニック LX100M2 も考えましたが、どうも大きさが微妙。
しっかり構えられませんし、ファインダー品質が良くない。
LX100M2は、M3位で、ファインダーを高性能にすれば、それだけで魅力がぐっと増すと思えます。何よりパナソニックのアートフィルターに好みの物がありますし。
マクロ撮影もかなり寄れます。

(以下Nikonメーカサイトから引用)
レンズ収納時です。
鞄に入れてもかさばらいないのでイイです。

レンズ使用時でポップアップ式のフラッシュを出したものです。

Nikon Z50 購入前感想

その時に Z50が出てきて、Nikonショールームで色々と触ってきました。
筐体自体は、Z6より二回り程度小さい程度ですが、一眼レフとすれば、恐らく最小サイズに近い。
何よりも、標準レンズセット込みで585g 。これは軽いです。
軽いのに、カメラホールディング特性が良いので、しっかり構えられます。

と言う印象の元で以下に購入前記録としてレビューします。

なを撮影に関しては、係員の女性の方をモデルさんと見立ててシャッターもきりましたし、手を左右に動かしてのシャッターレスポンステスト、更にフルサイズレンズ24-70mmF2.8を使ってのテストもしてみました。

普段使いであれば、メインは16-50mmキットレンズセットです。
お値段は最安価格でかつキャッシュバック込みで考えれば、
実質(税込み) 11万

私はあまりミラーレスを褒めた事はありませんが、Z50はこれは異色の出来映えです。
APS-Cユーザにとっては、このクラスでの戦略商品である事に間違いはなく、全てのユーザを巻き込むであろうと思えます。

特にキットレンズの一つ DX 16-50mm F3.5-6.3VR と組み合わせると、その重量 ボディ:450g + レンズ:135g=585g という一眼レフとして、非常に軽い。
ボディとしての剛性感は感じられないが、その軽さと共に何の突拍子のない一眼レフとしての筐体。

どこぞのカメラには XXⅡというスポーツ系をうたったカメラでは、半押し感覚が曖昧でシャッターで三三七拍子をきれる事さえ容易ではないのに、レンズセット11万(最安価格-キャッシュバック1.5万含む)のこのカメラでは、なんなく三三七拍子がきれてしまう。

軽いカメラと言っても、そのホールディング特性は、きちっとしており、明快なメカシャッター音さえも心地よく思えます。
カメラとしてファインダー・(スイッチでない)シャッターが当然のような品質を感じさせます。

Zレンズとしてフルサイズの24-70mmF2.8も装着してみたが、それほどバランスが悪くはなく、十分利用性があると感じた。

私的には、コンパクトデジカメのNo1は恐らくSonyRX100M7であろうと思えます。
それ以上の大きさであれば、普段使いのカメラという領域ではZ50が、No1になるであろうと思います。

Z50であれば、普通にマニュアルで露出・ピントなどもコントロールでき、多くのアマチュアカメラマンの標準カメラとなるとさえ思えました。

画像品質は、実際にパソコンレベルでは確認はしていませんが、ファインダーから来る印象では、APS-Cとしては、非常にフラットな特性を持っていると思えました。

今までNikonユーザに不満であったプレビュー操作も 右手だけで操作できるようになりました。

キットレンズは、35mm画角換算 約24-75mm相当となります。最短撮影距離は、画角によっても異なりますが、24mmで20cm 75mmで30cmで 普段使いが使いやすいです。

誰でもカメラマンであれば、バッグの中に常にカメラを保持していたい物ですが、この一眼レフならより導入しやすいと思えます。

もちろん詳細な機能まで見たわけではありませんが、上位機種であるZ6・Z7の機能はおおむね入っているようでした。
瞳AFも当然ですし、バックモニターは、正面を向かせて、自撮りさえ可能となっています。
更に、フラッシュまで内蔵しています。

手ぶれ補正は、ボディ内蔵ではありませんが、レンズ側の手ぶれ補正VRを利用する事が対応しています。

ボケ等を楽しみたい方は、フルサイズ+F2.0以下のレンズ しかないと思います。
連射必須の方もいるでしょうが、日常使いの写真で、連射が必要局面というのは、限りなく 0 に近いと思います。

ターゲットユーザ

このカメラのターゲットは、
プロカメラマンの日常カメラ
アマチュアカメラマンでカメラサークルで写真展レベルの写真を撮りたい方
一眼レフのカメラを持ちたい方
等には特に合っているように思えます。
カメラの基本機能をキチッと使えるカメラというのは、現在のミラーレスカメラには案外少ないものです。

プロカメラマンには、コンパクト軽量の単焦点24mm 35mm F2.0以下のレンズがあれば、かなり受けるように思えます。

私は、早速予約を入れました。