2012年06月

コッペリア

[演目]
コッペリア。
美しい人形のコッペリアと恋人同士であるスワニルダとフランツそれに、人形使いのコッペリウスが織りなすコミカルな演目です。
コッペリアではなんと言ってもスワニルダのコミカルな表情・マイムがこの演目の見所になります。
ダンサーの踊りだけで観客にあたかも言葉が聞こえてくるような分かりやすい演技が特に求められると思います。
(一緒に撮影していた女性アシスタントは演技を見て一部笑って楽しんで撮影していたようです)
発表会では多くの生徒さんがいらっしゃる所では、個人の踊りが少なく、全員を適切に出演させる為に、振り付けに関しては、大幅に作り直されている場合が多いようです。

チャルダッシュ(ハンガリーの民族舞踊)の箇所は大勢が力強く踊られる箇所で、この部分は全員で踊られる場合や、この部分だけを取り出して発表会のグランドフィナーレに使われる事もあります。

[ダンサー]
KIDS DANCE Mバレエスタジオ所属佐藤優美さん(別記事[2012.6.24] ジゼル参照)

[写真的考察]
D3S + 200-400mmF4
お手本のようなグランジュッテですね。
通常後ろ足側を最後に蹴る事及び前足側が曲がる事はないのですが、後ろ足側はダンサー自身には見えない為、より意識して後ろ足側を意識している場合は多いと思います。
写真的にはこういうパは、バレエのアンシェヌマンとしては通常の部類であるのと同じく、簡単な部類になります。
よくこういう写真を人が見た場合、カメラマンの腕前を評価されがちですが、タイミングは一点になりますので、ごく普通の写真なんです。ダンサーが優秀であればなおさら簡単になってしまいます。

照明としてもダンサー中心であり光がまわった状況であるので、写真の色としては見た通りかなり良い色出し(衣装の色、肌の色)ができるようになります。
注意
写真に関してはメインダンサー以外の箇所は画像処理で少しぼかしています。